認定支援機関 行政書士たいぞう事務所の小堀大藏です。
あなたの事業が成功するために何か役に立つ情報をできるだけわかりやすくお伝えしようと考え、このブログを書いています。
今日は、パーソナル研究所のシンクタンク本部 上席主任研究員 小林 祐児氏が書かれた「キラキラした若者」はなぜ会社を辞めるのか ソーシャル・エンゲージメントの視点から」を紹介します。
このブログを作成するために毎週10数本のレポートを読ませていただいている「keizai.report.com」の記事の中で、総アクセス数が500件に迫る関心度です。章立ては、①入社後「意識の高い若者」の目が曇っていく、②若者のソーシャル・エンゲージメントはなぜ下がるのか、③「今の仕事」が社会貢献へとつながるかが鍵、④まとめとなっています。
小林氏は、「「ソーシャル・エンゲージメント」が高い若者は、…「自社での仕事」が社会への貢献とひもづいている実感がないと、離職していくリスクが高まっている。」と警告しています。すなわち、「意識の高い若者から辞めていく」背景であると説明されています。
「短期業績ばかり追い、貢献実感が欠如した仕事を続けることで、人は「社会」を考えることを徐々にやめ…。社会貢献など青臭いことだと「達観」し、「無力感」に囚われ、「無関心」になっていっている」、まさに「目が曇って」しまうことを指摘しています。
「このような傾向は、企業での働き方が、人から社会性を失わせていくメカニズムそのものである」とした上で、「90年代以降の成果主義トレンドの功罪はこうした観点からも検討されるべきである」と提言されています。
独りの人間の中で、仕事が社会とのつながりを生み、社会貢献することが求められているの、にもかかわらず、そのバランスが、否、会社組織の「社会貢献」に疑問符がついているのかもしれません。
上場会社の中では、色々な形でその「社会的貢献度」を問われるのですが、実態はお寒いものなのかもしれません。それを若者は見抜き、その姿勢にがっかりしてしまうのかもしれません。どんなに格好の良い半紙をしていても、裏の本音は別にあるとしたら、その会社の態度に反発するのかもしれません。
上記のグラフでは、その年齢によってソーシャル・エンゲージメントの差はほとんどなく、60歳を超えた高齢社員が高いものの、20歳~34歳までの若者のそれは、やる気が無くなり苦しんでいる様子を見るようで、結果的に離職を選ぶものも出てくるのかもしれません。
これからの企業経営は、新しい人材の価値観や教育の実態を理解した上で、従来の人事制度や社内教育制度を改善する必要があります。世界の中で競争していることも理解し、日本の若者だけでなく、世界中の若者が魅力邸だと思える仕組みを発信しなければなりません。
「キラキラした目の若者」というコピーはとても良い視点だと思いました。
さあ、これで、2023年のブログも終了です。
今年の6月ごろからブログを書くのがしんどくなり、毎日のアップから週1に変更し、続けてきました。2019年7月から一時的な休止はありましたが、色々な形で小規模事業者の応援を目的に、気になった情報を整理して発信してきました。
また、NewsLetterも同様に、月1でしたが、近くの地域金融機関の支店長様や融資のご担当課長などと既存の建設業の皆様を想定して発信を続けてきました。
しかし、私も2024年3月には70歳になります。
生涯現役を標榜していることから、そろそろ歳相応の生き方が必要です。来年からは、「ご老人」(あえて尊敬を込めて)を対象にした仕事探して担当したいと思っています。そして、地元に張り付いた何でも相談できるご隠居(長屋のご隠居のイメージです)になりたいと考えています。
したがって、新たなブログやホームページの立ち上げには時間がかかるかもしれません。お金を稼ぐために、違うこともしなくてはならないかもしれません。
まずは、休刊を宣言し、「乞うご期待」くださいますようお願いいたします。
皆様もご家族そろってよいお年をお迎えください。
行政書士 小堀大藏