こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「日本政策金融公庫から、新規開業の資金融資を受けたい創業者のあなたが、融資申請を否決されないように1 自己資金が足りない」です。
飲食店開業に一番理解のある日本政策金融公庫の創業融資の否決理由の一番は、「自己資金不足」です。
自己資金は、確かに10%あればよいのだとか、いや30%は必要だとか言われていますが、創業者の最近の実績は22.8%というデータが有るようです。したがって、10%では無理なんだとお考えください。
また、その20~30%を積み上げていくまでの、熱意や行動、そしてそれに要した期間や、家族の理解や協力をストーリーとして語れるかです。
ヒアリングをする公庫の職員の方が、納得し、その開業を応援したいと思ってくれるのか、熱意を伝達し、共感していただけるかにかかっています。
手元のお金が創業に必要な開業資金に満たないときは、早速、近くの信用金庫などで積金を始めることをお勧めします。その熱意を行動に移してください。
「私は2年前、開業しようと決意したときから近くの〇〇信用金庫に口座を開き、毎月3万円の積金をはじめました」
「当時の私にはとても厳しい金額でしたが、開業の準備のためと頑張りました。その姿勢に家族も協力的なってきました」
公庫側から見て、「この人には熱意と計画性があり、周りを巻き込んで協力を得られるように努力されている。」といった「熱意」や「計数に強い」などの印象を得ることです。
ご担当者が「決裁者」である課長に「先程の面談はどうだった?」と聞かれたときに、
「とても計画的な方で、2年前から少ない金額ですが積金をしたり、家族の協力得るために努力したりされており、とても印象の良い方でした」という返事を導くことができるよう取り組まなければなりません。
特に、創業融資のご担当者は毎月膨大な数の申請書に取り組んでおり、
その中で、特に直接訪問してくる融資一課の案件では、最初のボーダーである自己資金について十分な認識のない方が多く、残念な結果になっているようです。
もし否決された場合、自己資金が突然増えるようなことはなく、開業までかなりの時間を要することもでてきます。間違っても、「見せ金」を用意するような誘惑に負けていはいけません。その代償は更に大きくなってしまいます。
「見せ金」の話は明日に。