こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「 日本政策金融公庫から、新規開業の資金融資を受けたい創業者のあなたが、融資申請を否決されないように7 面談のときの受け答えが曖昧」です。
基本的な話ですが、融資の審査の申し込みをすると、必ず、ヒアリングがあって、あなたの「創業計画書」をベースに話をすることになります。
特に、飲食店の場合は、設備投資金額もあり多くの場合、融資希望金額は大きくなる傾向にあります。
面談のときにその受け答えが曖昧ですと、ご担当者は心配になってしまいます。
「この方は本当に業界で働いていたのか?」
「数字に疎いようだけれど大丈夫だろうか」
「こちらの質問を微妙に避けているがどうしてだろう?」と思われたら、ご担当者は、前へは進めません。融資審査の申請に来た方のお話をよく聞いて、応援しようというスタンスのはずです。
しかし、稟議書を書き、「この方は大丈夫、融資したい」と上司に上げてもらえるような対応は「こちら」がしなくてはなりません。
創業の動機とその想いの「熱さ」や、その想いを実現するために、◎年前から計画を立てて見立て金を始めたなどの「ストーリー」はありますか?
ご担当者をして、「この方を応援したい」と思っていただけるかどうかです。
そして、この事業についての経験から、十分な知識や勝算があり、「自分ならこの地域」の「この街で」で成功できる自信を示してください。
市場調査の結果や、周辺の競合店の評価などから、自分のお店の必要性と、事業としての継続可能性について根拠の数字を示してお話ください。
売上や利益などは、創業当初と6ヶ月後、1年後、2年後など、確実に全体像が理解できるようステップで軌道に乗り、返済計画は万全であることをお話ください。
さらに、可能性として、昼の展開や、デリバリー、インバウンド対応、イベントの開催・受付などの「新たなビジネス展開」の計画もあったほうが良いのかもしれません。
また、私のお店のセールスポイントは、こんな素晴らしく、それを実現するためのスタッフや協力会社がいることの説明も必要です。
なお、この創業へのステップで確認されるのが「ご家族の理解・協力」です。その時、最初から応援してくれていたといった方もいらっしゃるでしょう。
他方、当初反対されていたが、自分のこれまで3年間の準備のために姿勢を理解してくれて今は応援してくれているご家族もあるかもしれません。
いずれにしても、「ご家族はドリームキラー」であるとともに、「事業の糧」でもあり、「事業成功の目的」でもあるわけですから、時間を掛けて理解してもらい、戦力として、あるいは応援団として一緒に取り組めるようにしなくてはなりません。
過去のデータから「開業後2年で廃業している」事例が多いのも飲食業なのです。公庫を含めた金融機関が、その計画を十分吟味して審査することを忘れないでください。