こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「信用金庫から融資を受けるための準備の準備」として、何を考え行動すべきかをお伝えします。
今日のテーマは、「あなたの取引信用金庫を増やす」です。
昨日は、信用金庫などの地域金融機関の経営も大変な状態であることと、そのために準備するべきだとお話しました。1社でなく3社にすべきだとお伝えしました。
あなたが必要な金融機関は、3社です。
「面倒見が良く、いざというとき、支援してくれること」です。中小企業が選ぶべき金融機関は、「地域密着型金融機関」、すなわち、第二地方銀行や信用金庫、信用組合です。
信用金庫の「担当者」は、御社を訪問して、窓口となってくれる人です。融資してもらうときには、この担当者が「稟議書」(申請書類)を作成します。担当者によって融資の可否が大きく左右することを覚えておいてください。したがって、最初は、営業担当者の営業協力も必要な場合もあります。(積金など)
担当者の上司は、「渉外担当役席」又は「営業課長」と言われる方です。「担当者」のフォローを行うのが主な役割ですが、融資に関しては、そう大きな役割を担っていません。
「貸付担当役席」又は「融資課長」は融資担当者が作成した稟議書を総合的に判断する、支店の融資についての責任者です。仲良くなっておくべきは、「貸付担当役席」です。融資案件のキーマンとなります。
多くの金融機関では、優秀な担当者は、2~3年で転勤してしまいます。そこで「貸付担当役席」と仲良くなることをお勧めします。融資に関しての相談がしやすくなるため、担当者の能力に関係なく、融資が出やすくなります。
また、「貸付担当役席」と「支店長」が同時に転勤になることはほとんどありません。したがって、この二人と話ができるようになることをお勧めいたします。
「貸付担当役席」と仲良くなるためには、まず、あいさつに行きましょう。担当者に「貸付担当役席の方に挨拶に行きたいので、アポイントをとってもらえますか」と依頼し、アポイントがとれれば、挨拶に行き、関係を作りましょう。
そこから先は、1ヶ月に1度のペースで訪問すれば良いのです。今度は逆に、担当者に「貸付担当役席」のアポを取ったので、時間があれば同席して欲しい」とお願いして、月次の報告をすることで、両者にあなたの会社を理解していただき、融資をしてもらいやすい関係を作ることができます。
自分でやることはできそうですか?金融機関は敷居が高いからと言って先延ばししないでください。あなたん会社を、従業員を守るために大切なことなのですから。