こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、「銀行融資以外の資金調達 流行りのクラウドファンディング その1」です。
今週は、基本的な資金調達である「日本公庫からの融資」「銀行からの融資」以外にも実は資金調達の手段があることをお伝えしています。
最近、クラウドファンディングをやってみたいという方にお会いしました。勉強不足で十分な回答をしてあげることはできませんでした。申し訳ありません。
そこで、付け焼き刃ですが、勉強した内容を整理してお伝えします。長くなるので、2回に分割してお届けします。
まず、クラウドファンディングの定義です。
- クラウドファンディングとは
クラウドファンディング(CrowdFunding)とは、群衆(crowd)と資金調達(fundhing)を組み合わせた造語で、クリエイターや起業家が製品・サービスの開発、もしくはアイデアの実現などの「ある目的」のために、インターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募ることをいいます。
例えば、ある起業家が、自らが企画、プログラムしたゲームアプリを開発したいといった情報を、詳細なプロセスを含む「プロジェクト」としてクラウドファンディングサービスのプラットフォームに掲載します。
一定の募集期間に、プロジェクトに共感していただいた支援者が少額ずつの資金を出資あるいは支援します。目標の資金が集まった時点でプロジェクトが成立し、プロジェクトの起案者は、集まった資金を元手にプロジェクトを実行することになります。
この出資を受けた際、出資をしてくれた人(支援者)に対して、何かしらの見返り(リターン)がある場合などにより、色々なパターンがあります。
なお、プロジェクト起案者は、目標資金が集まったら、サービス運営者(プラットフォーム運営者)に、集まった金額の5〜25%を手数料として支払います。
クラウドファンディングで目標額に達しなかった場合は、プロジェクトを実行できず、結果的にリターンを実施できないことがあります。
大切なことは、実行する人は、プロジェクトを必ず成功させリターンを提供するという強い意志と責任をもって活動をしなくてはなりません。
また、支援する側の人も、リターンを必ず受け取れるわけではない、保証はないのだということを理解し、出資をしてほしいものです。
近年、クラウドファンディングのプラットフォームが増え、どこが信用できるのかわかりにくくなってきています。実行する側も、支援する側も信頼できるプラットフォームをご利用ください。
支援者から資金を集め、実行者が事業を行わず、リターンもない詐欺のような話も出てきているようです。このようなことが起きないように、プラットフォーマーもプロジェクト審査やエントリーしてくる会社や個人の与信を厳正に実施して、新たな資金調達の制度を定着させたいものです。