こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、「銀行融資以外の資金調達 生命保険の契約者貸付」です。
今週は、基本的な資金調達である「日本公庫からの融資」「銀行からの融資」以外にも実は資金調達の手段があることをお伝えしています。
昨日まで。クラウドファンディングについてお伝えしました。しかし、銀行に頼らない資金調達方法は、IT系だけではありません。アナログ的な方法もあります。アナログ的資金調達の方法とは、生命保険の契約者貸付です。
「契約者貸付」というのは、「積み立て型生命保険の積立金の一部を貸し付けてもらえる制度」のことです。いわゆる解約返戻金の範囲内でお金が借りることのできる制度です。
「契約者貸付」の良いところは、4つあります。
- スピードが速い
解約返戻金は、生命保険を解約した場合、戻ってくるお金なので、融資に関する審査がありません。したがって、申し込んでから、「資金が手元に来るまでのスピード」は、とても速いです。保険会社によっては、申し込んだ当日に、資金送金してくるところもあります。 - 金利が安い 保険会社によりますが、他のカードローンなどの金利に比べると、金利が安いです。スピード重視の資金調達の場合でも、比較的安く、お金を借りることができるのです。
- 返済日が決まっていない 銀行からの借入や、キャッシング・カードローンのような融資とは違い、「契約者貸付」の場合は、保険の期間内であれば、いつでも好きなときに返済することができます。逆の言い方をすれば、返済できなければ、いつまでも借りておくことができます。ただし、借入額と金利の合計が、自分が積み立てて、解約返戻金の枠を超えたら、保険が失効してしまいます。気をつけて対応ください。
- 信用情報に記録が残らない カードローンや消費者金融を利用した場合、その金額が大きければ、金融機関に融資を申し込んだ際、信用情報に履歴が残っていて、それを理由に断られることがあります。しかし、「契約者貸付」の場合は、信用情報に記録が残りませんので、後に金融機関から融資を申し込む際に、不利になることはありません。
しかし、生命保険については、そのために資金繰りが厳しくなっていることもあり、一挙に解約して返済原資にすることも考えてください。イザというときに「契約者貸付」が使えますので、とおっしゃる社長さんは、再考してください。