こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、「銀行融資以外の資金調達 売掛金のファクタリングによる資金調達」です。
今週は、基本的な資金調達である「日本公庫からの融資」「銀行からの融資」以外にも実は資金調達の手段があることをお伝えしています。
昨日は、アナログ的資金調達の方法として、「生命保険の契約者貸付」をご説明しました。
今回は、融資ではなく、売掛金を使った「ファクタリング」についてご説明します。
- ファクタリングとは
企業が保有している売掛金をファクタリング会社へ売却し、運転資金を早期に調達することです。随分前から、早期に売掛金を売却し現金化することで経営上のキャッシュフローによる問題が素早く改善するために活用していた会社は多いです。
融資ではない資金調達手段なので、財務内容が悪化することがないというメリットがあります。
2.3社間ファクタリング
以前は、3社間ファクタリングが主流でした。
①企業がクライアント(売掛先)に商品を納入し、②代金を請求、③その時点で、企業は、ファクタリング会社に売掛債権(売掛金)を売却し、④ファクタリング会社から企業へ入金を受けることになります。⑤支払期日に、クライアントからファクタリング会社に売掛金の支払うという流れです。
この方式ですと、「クライアント(売掛先)」に「ファクタリングを利用するのでこの請求書の支払はファクタリング会社にお願いします」と同意を得る必要があり、3社間ファクタリングの最大のデメリットでした。それは、「売掛債権を譲渡するぐらい「資金繰りに困っている」と思われ、取引に悪影響とされるです
3.2社間ファクタリング(新しいファクタリング)
3社間ファクタリングのデメリットをなくした2社間ファクタリングが動き出しました。これからは、2社間ファクタリングが主流になるでしょう。
2社間ファクタリングでは、支払期日に、得意先企業から企業に入金された売掛金を、そのままファクタリング会社に支払うという流れになります。「売掛先への通知はしない、入金があったら、そのままファクタリング会社へ売却した売掛債権の金額を入金する」という仕組みです。
4.クラウドファクタリング
クラウドファクタリングとは、AIを活用した、WEB完結型の2社間ファクタリングサービスです。
AIを活用しているため、審査判断が速く、申込みから審査、入金まで、最短24時間で対応してくれます。今後は、もっと普及してくるでしょう。
確かに色々な融資制度は、インターネットとAIの巨大化、スピードアップによって、色々と出てくるのかもしれません。しかし、企業経営者は、特に中小企業、小規模事業者は、地元の銀行とのつながりをしっかり持つことをお勧めします。
こんな時代だからこそ、結局、人を見て、人を育てる金融機関とのお付き合いが大切です。結果だけでなく、一緒に泣き笑い喜ぶ、感情とノンバーバルな世界が重要になってくると考えるからです。