こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、
「東京都の中小企業政策 東京都中小企業振興ビジョン その2 達成すべき目標」です。
昨日に引き続いて、東京都の中小企業政策ビジョンの続きについてお話します。
「都内産業の現状」や「3つの環境変化」と「社会経済の動き」を分析した上で、 中小企業の10年後の目指すべき姿を示し、実現に向けた5つの戦略と当面の施策展開を記載しています。ビジョンで掲げる施策を加速させるため、「高い達成数値目標」を設定しています。
以下のとおりです
○「目指すべき姿」を実現するための施策全体の評価や検証を総合的に行うため、今後、概ね10年程度の期間に達成すべき新たな目標を設定する。
○本目標の達成を通じて、「実行プラン」で掲げる都内GDP120兆円の実現を図り、将来に向けた礎を作り上げることを目指す。
- 持続可能性のある経営を実現 都内の黒字企業の割合が50%超
<参考> 2016年度32.0% 東京都「東京都税務統計年報」
2.イノベーション創出や海外展開による力強い成長
業績※が成長している都内中小企業の割合が55%以上
<参考> 2017年度45.5% 東京都「東京都中小企業の景況」
3.世界有数の起業しやすい都市へと発展 都内の開業率が12%
<参考> 2017年度5.9% 厚生労働省「雇用保険事業年報」
4.小規模企業の活躍等による地域力の向上
都内の全ての自治体で経済成長率※がプラス
<参考> 2016年53%(33/62自治体)
総務省・経済産業省「経済センサス活動調査
5.多様な人材が中小企業で活躍
都内企業(従業員30人以上)のテレワーク導入率が70%
<参考> 2018年度19.2%
東京都「多様な働き方に関する実態調査(テレワーク)」
※ 区市町村ごとの付加価値額の伸び率 24 ※ 売上高の対前年度
これらの目標を現実のものにするためには、効果的な5つの施策を展開するとしています。この内容も挑戦的なものです。同時に、このベクトルに沿って事業を展開することこそが、東京で成長発展できる道筋なのかもしれません。
この長期計画を理解して事業を進め、その見直しと進捗状況を互いに確認し、事業計画を見直すことで、東京都の、そして国の中小企業政策の見本になろうではありませんか。