こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、
「東京都の中小企業政策 東京都中小企業振興ビジョン その4
10年後の中小企業像と課題」です。
昨日に引き続いて、東京都の中小企業政策ビジョンの続きについてお話します。
「東京都中小企業振興ビジョン~未来の東京を創るⅤ戦略~」の概要のうち、本日は、特に 目標である「10年後の中小企業像」をお示しし、さらに現在の問題点あるいは課題をご説明しましょう。
羅列する結果になりますが、これらの認識が、施策に連動しており、昨日の5つの戦略として具体化していきます。具体化の内容はまだ抽象的ですが、少しずつですが形になりつつあります。この内容を知った上で、都議会やや広報誌を見ると、「なるほど」とストーリーが繋がっていきます。
この10年語を目指して、今はどうなのかという現状認識、現状分析は以下のようになっています。
■ 現 在 の 課 題
○中小企業において、生産性向上に向けた取組が進まず、大企業との労働生産性の格差が拡がっている
○営業力が十分ではない中小企業にとって、消費者や流通の動向変化に対応することは容易ではない場合が多い
○人件費や原材料価格の高騰に見合うコストを適正に販売価格へ転嫁できないなど、厳しい経営環境に晒されている
○世界で頻繁に発生している大規模な自然災害や、セキュリティが脆弱な中小企業へのサイバー攻撃等に対する対策が十分に進んでいない
○経営者の高齢化が進む中、後継者を見つけていないほか、承継はまだ先のことと考える場合が多く、いわゆる「大廃業時代」の到来が懸念されている
そして、その課題をクリアするべく設けられた「達成目標値」は以下のとおりです。すでに先日記載しましたが、改めて東京都の資料を添付いたします。
とても挑戦的な高い目標です。自助努力とともに、行政や金融機関、専門家さらには多くの民間の知恵を総結集する必要があるようです、私もしっかりとお手伝いしたいと思っています。