こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、「資金繰りが経営では一番大切 「資金繰り」を理解する」です。
昨年、「起業の失敗」というテーマで1週間書きました。その一番の経営の失敗原因は、経営者が「お金に無頓着で、資金繰りを考えないこと」であることをお伝えました。
経営者として、まず、最初に理解していただきたいことは、どんなに素晴らしいい「事業系計画書」を作成して、自信を持ってスタートした事業も、資金が枯渇したら、あっという間に行き詰まってしまうことを知ってほしいのです。
また、お金お話は、経営者が一番理解してほしいことですが、この経営者の「お金に対する姿勢」がその企業の評価をする際に注目されます。つまり、資金繰り情報の開示や情報発信が、将来への投資や金融支援に大きく関係してきます。
さて、そもそも論ですが、「資金繰り」とは何でしょうか?
単純に考えると「お金の出入りを管理すること」です。自分の手元のお金がプラスだったら会社は存続し続けることができます。そのプラスの要因は、自己資金であろうと、金融機関からの借入であっても、手元の資金がプラスであれば、会社は、今月は存在することができます。
通常のビジネスで考えると、「先月末に繰り越してきたお金に今月取引先から回収し、入金したお金を加え、今月の取引会社への支払い出金を引いたらプラスになったか、マイナスになったか」を管理するのが資金繰りです。
プラスなら良いのですが、もし足りない場合は、どこからか借りてこなくては、取引会社に迷惑をかけてしまうことになります。そこで、このような際は、一般的には金融機関が企業のパートナーとして、資金を融通(融資)して、対応することになります。
しかし、「資金が足りないから金融機関から借りたら良い」という身勝手なルールは長続きはしません。「なぜ、このような状態で、資金不足」になっているかを説明しなくてはなりませんし、「貸してほしいいお金はいくら」で、「いつまでに」必要。また、貸していただいた「お金はいつまで返します」と約束しなくてはなりません。
したがって、経営者は、常に今の手元現金預金と、今月入ってくるお金と支払わなくてはならないお金を理解し、不足しないかをわかっていなくては、ある日突然、「お金がありません」と金融機関に駆け込んでも誰もあなたの味方にはなってくれません。
少し脅かすようですが、お金が無ければ会社は維持できなくなります。大赤字でも、あなたの会社を支えるお金があれば、潰れることはありません。「資金繰り」が経営にとっていちばん大切なことなのです。