こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
コロナウイルスに関する緊急事態宣言が発出され、今まで以上に、地域経済に大きな打撃が広まる中で、このような記事を書き続けてよいのか、ためらいながら書いています。
さて、中小企業の活躍のために、政府は色々な工夫を重ねて発信しています。かつては、「知的資産経営」を推奨し、2016年からは「ローカルベンチマーク」、2019年からは「経営デザインシート」を活用して、中小企業の真の姿を語れるようにしようとしています。
今日のテーマは、「ローカルベンチマークの財務分析結果 分析の視点(6つの財務指標」です
財務指標は、たくさんあって、専門家であるコンサルや中小企業診断士の方々は、活用されているのかもしれませんが、ここでは、企業と金融機関や支援機関が「対話」をするためのきっかけとなる「ベンチマーク」として有効な指標です。
特に、「フロー」に関する指標から5点、「現状の体力」に関する指標から1点です。
【フロー指標】
売上持続性 売上増加率
収益性 営業利益/売上高
生産性 労働生産性
健全性 EBITDA有利子負債倍率
効率性 営業運転資金回転期間
【ストック指標】
安全性 自己資本比率
これらの指標は、企業の成長性や持続性を評価する上で、事業価値、すなわち事業から生み出されるキャッシュフローを把握することが一番大切です。
これらの分析数値と倒産確率や成長可能性、生産性向上などを帝国データバンクのデータと比較検討してこの分析指標を選択したと言われています。
これらの指標は、自らの「自己分析・自己評価」が可能となります。特に、その評点は、標準偏差です。以下のような分布となります。
簡単にいうと、上位7%に入っていたら5点がつくというわけです。業界の指標があるわけですので、自己採点が可能となっています。また、共通の切り口から改善を行うことが可能となります。
来週は、ベンチマークの非財務の分析の内容を詳しくお知らせいたします。