こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
コロナウイルスの対策のために、地域経済に大きな打撃が広まる中で、このような記事を書き続けてよいのか、ためらいながら書いています。
政府や自治体の新たな施策がでてきましたら、タイムリーに情報発信をするつもりです。
今日のテーマは、「ローカルベンチマークで事業の見える化 4つの視点(経営者・事業)」です。
ローカルベンチマーク(以下「ロカベン」と呼びます)は、金融機関の今までの与信判断に使ってきた金融マニュアルにはない、非定量的な情報を共有することに優れています。
よく言われるように、中小企業はその殆どが経営者次第です。小規模事業者は、まさに100%経営者によってすべてが決まります。
ロカベンの経営者の欄では、経営理念やビジョンがあるか、経営哲学をお持ちか、そして経営の考え方は?経営方針は?と聞いてきます。なぜなら、経営者の優劣が会社の優劣に直接つながるからです。
また、経営者の意欲を聞いてきます。このままの現状維持を望んでいるのか、成長志向は強いのかなどです。
私感ですが、このような経営者になったプロセスがあるわけですから、経営者の個人的な人となりや経営者になったきっかけや理由を併せて記載すると、実物大の経営者像が見えてくる気がします。
次に、会社の継続性を考えることから、後継者の有無、後継者の育成状況を聞いてきます。最近では多くの場合、経営者の高齢化が進み、今の会社がこのまま維持できるのか、心配です。事業承継の時期は?そのタイミングは?と切り込んでおく必要があるのです。
事業承継には、身内での承継や、従業員の承継の他、M&Aなども検討しているのか、聞いておく必要があります。社長の力でここまでにした会社には、単なる数字に現れない知的財産があります。時間をかけて、その財産を繋いでいくことが、会社の存続と繁栄を導きます。
明日は、内部環境、外部環境の話です。