こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
新型コロナウイルスの影響で経営が悪化し、資金繰りに支障をきたし、倒産や廃止を決めた中小企業や小規模事業者がでてきました。急がなくてはなりません。
20日の臨時閣議で、7日に閣議決定した補正予算案を大幅に増額し、事業規模は約117兆1千億円に上る補正予算案を、閣議で再決定しました。ご存知の通り、1人あたり一律10万円の給付をはじめ、中小企業向けの多くの政策予算が含まれています。
今週は、すでにたくさんの施策があるものの、補正予算が国会承認を得てないことから、「空砲」の状態で、私達に関係が深い3つの施策を紹介します。
今日のテーマは、「コロナウイルス対応経済政策など1 民間金融機関型融資」です。
経済産業省の「新型コロナウイルス感染症で 影響を受ける事業者の皆様へ」の最新版(2020.04.22 12:00)では、次のような表記となっています。
都道府県等による制度融資を活用して、民間金融機関にも実質無利子・ 無担保・据置最大5年・保証料減免の融資を拡大されます。さらに、信用保証付き既往債務も制度融資を活用した実質無利子融資に借換可能としたものです。
この内容で、表記されていないこともあります。現段階で、漏れ聞こえて、わかっていることを合わせてお知らせいたします。
- 取扱開始 (連休前に国会で成立したら、)5月1日からを予定
- 利 率 基準の所定利率は1.2%(固定)です。4年目以降には発生してきます。
- 期 間 10年間です(据置期間は5年です) 但し、据置は日本公庫でも半年程度のようです。様子を見ましょう。
- 特別利子補給の時期 入金予定は9月(2~7月分)と3月(8~1月分)です。 市区町村から補給が予定。(日本公庫等政府系は中小機構から)
- 保証料 0.85%(申請は不要) 【半額負担】売上高減少5~5% 【全額免除】売上高減少 15%以上
- 市町村の認定書 本店所在地の市区町村商工課等に認定申請書2通を提出 認定を事前に受けていおいて下さい
- 既往の借換 借換は後回しになりそうです。困っているところ優先(手伝っていただいた地元金融機関の担当者にお尋ねください)
ぜひ借りたいと思っている方は、お付き合いの信用金庫等の営業担当に、声をかけてください。資金調達が初めての方や、懇意にしている営業窓口のない方は、ご相談ください。早速、調査してみます。
決算書3期分(「勘定科目明細書」添付)(法人)、確定申告書(個人事業者)、と代表者の運転免許証等またはマイナンバーカードを準備ください。なお、創業から3ヶ月以内の会社は対象外です。
余談ですが、日本公庫の融資は、すでにその能力を超えているようです。関係者からは、平年の5~10倍の案件を担当者が抱えている状態で、その融資の実行は、7月以降になると言われています。そのつなぎとしても検討が必要になってきそうです。
明日は、「持続化給付金」です。