こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
全国の非常事態宣言が解除されました。政府は、一日も早い経済活動の再開が、現在のコロナウイルスによる経済界の疲弊を回復するための手立てだと思い、少しで早くと、昨日、首都圏と北海道の非常事態宣言を解除しました。
「新たな日常」という新しい言葉が何を指すのかわかりませんが、ほんの3ヶ月前にあった日常は全て戻ってくるわけではなさそうです。
これからの時代に先駆けて、「これからの価値」を考えることをお勧めします。
今日のテーマは、「これまでの経営を見直す オリンピック・パラリンピックまでの1年間」です。
多くの日本国民が、そして世界が楽しみにしていた「東京オリンピック」「東京パラリンピック」ですが、このコロナウイルスの影響で、今年の開催が一年繰り下げられて2021年開催となってしまいました。
このために準備してきた多くの事業が行き詰まっています。そして、近年のインバウンドの観光事業の積み上げで活況を呈してきた観光地、温泉地などの状況は、悲惨な状態です。このオリンピックの生む需要に応えようと準備してきた色々なビジネスも同様です。
そこで、「これからの1年間でこれまでの経営を見直しましょう」とお伝えしたいです。多くの業界で、オリンピク前、オリンピック後で色々なことが変わってくるだろうとの予想はしていたのですが、あまり悪いことは考えず、先送りしてきたように思います。
事業承継が滞っていた中で、コロナウイルスの「強烈なパンチ」で、現経営者が、無理をして事業継続を望まず、廃業していく例が急激に増えるのかもしれません。他方で、今まで考えもつかなかった「アスターコロナ」の新しい商品やサービスが生まれてきます。
大阪の老舗「うどんすき美々卯」が倒産しました。高級な味やブランドが倒れていきます。これから、ここも、あそこもと、老舗が倒れることになるのかもしれません。今までは、なんとかしのいできた経営でも、3ヶ月近くお店を閉めていては、維持できないのです。
1年後、本当に「東京オリンピック」「東京パラリンピック」が開催されるかも心配になってきました。IOCのバッハ会長が一流のリークをしており、今でも世界のパンデミックが拡大している中では、たしかに開催することは、冷静に考えると難しいのかもしれません。
中止になれば、東京は、「昭和14年開催予定だった東京オリンピック」に続いて、2度の中止を経験する唯一の不運な都市になってしまうのかもしれません。このお祭り向けて良い雰囲気であったことを考える残念でなりません。
日本の元気をなんとか取り戻すことを考える必要があります。そのキーワードは、「新しい事業価値」です。もう一度、事業価値を見直して、生き返らしましょう。不運にも倒れかかっている会社があったら、もう一度その価値に磨きを掛けて、生き返らせましょう!
とにかく、「1年後まで」をキーワードに、新しい事業価値を創造して、生き残りましょう。あなたの会社も、あなたも、このコロナウイルスに翻弄されているのでしょうが、どんな生き方をするのか、どんな商売をするのか、いまこそ考え悩む時です。