こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
新型コロナウイルスの終息に向けて、「出口戦略」が語られるようになってきました。この閉塞感から開放され、皆さんが元気に事業活動をされることを楽しみにしています。
さて、昨日は、「After Corona」という言葉を使いましたが、どうも「ウイルスとの共存」や「With Corona」という言葉が力を持ち始めています。長期戦を覚悟しなくてはならないようです。
次に展開されるだろう時代に先駆けて、「未来」を考えることをお勧めします。
今日のテーマは、「経営デザインシート 知っていますか? どんなもの? 何のために?」です。
私見ですが、内閣府の「経営デザインシート」は、経済産業省の「知的資産経営」の「事業評価を高める経営レポート」の焼き直しのような違和感がありました。同時に経済産業省が推奨する「ローカルベンチマーク」がまだ軌道に乗っていないのにと思ったものです。
発表から1年で、公募による「新たなシート」のコンペがあり、今年の2月頃、新しい内容の「経営デザインシート」が、内閣府から発表されています。
まず最初に、右側の「これから」を記入します。これから先を構想して、どうやって実現するのか、社内で対話しながら、構想を「見える化」してください。お金や技術や人のことの前に、どんな会社にして、どんな役割を担う存在なのかを決めてください。
その上で、今の現状を振り返ってください。自分たちの会社のお金や技術や人は?ビジネスモデルは?一体どのような価値をお客様に提供してきたんのか?きっと「これから」のイメージから見ると足りない部分がたくさんありそうです。それ実現するために考えるのが「移行戦略」です。
社員の協力を得て語りあってください。その実現のためには、社内外の協力や支援が必要なのだと思います。同時に、このツールを通して、地域金融機関との対話のツールになったり、新規事業開発や事業承継といった新たな対応のためにも活用できるツールだと思います。
明日は「今までの類似したシートとの違い」です。