こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
新型コロナウイルスの終息に向けて、「出口戦略」が語られるようになってきました。この閉塞感から開放され、皆さんが元気に事業活動をされることを楽しみにしています。
次に展開されるだろう時代に先駆けて、「未来」を考えることをお勧めします。
今日のテーマは、「経営デザインシート 知っていますか? 今までの類似したシートとの違い」です。
内閣府の「経営デザインシート」は、2018年に発表されましたが、その前に、色々な形で財務的な指標以外で企業を評価する方法が試みられています。
経済産業省では、「知的資産経営」への取組を推奨し、「知的資産経営報告書」の作成やその準備段階での「事業価値を高める経営レポート」の作成を求めています。
どこかで見たことがありますか?このシートは、①企業の基礎構造、②内部環境、③外部環境、④今後のビジョン、⑤価値創造のストーリーの構成となっています。
次に、「ローカルベンチマーク」です。経済産業省では、「 企業の経営状態の把握、いわゆる「健康診断」を行うツール(道具)」と位置づけています。「企業の経営者等や金融機関・支援機関等が、…対話を行うための基本的な枠組み…」とされています。
4つのシートからなっています。①財務分析結果、②財務分析入力、③商流。業務フロー、④4つの視点です。ここでは、①のシートを添付しておきます。(詳細は先月の「ロカベン」のブログをご覧ください)
いわゆる報告書のレベルですが、非財務に関する開示を求めるものは他にもあります。
大手企業では、「統合報告書」が流行っています。すでに400社以上がSDG’sなど新たな世界標準を目指して、財務だけでなく、非財務の民間会社としてストーリーを語りだしています。
これも世界基準ですが、「価値協創ガイダンス」という考えがあります。企業が投資家や金融機関に向けて、その長期的な価値向上に向けて、情報開示や対話を通じて、価値を一緒に創って行きましょうという考えもあります。
明日は、「経営デザインって難しい?」です