こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
新型コロナウイルスの終息に向けて、「未来」を考えることをお勧めします。
今日のテーマは、「アフター・コロナのために未来戦略を考える 今の時代を見つめ直す」です。
歴史家は、今のコロナウィルスに対して、ペストやスペイン風邪、あるいは中南米での天然痘等によるパンデミックを例に上げて、この時代との比較をされているようですが、その時代と今では何が違うのでしょうか?
産業は、運輸や人の交流、医療のレベルなどを考えると、たしかに感染症は多くの人命を奪ってきましたが、戦争のようにインフラを破壊し、人が意図を持って人を殺すような殺戮とも違うことから、悲しみはあるが憎しみは生まれないのではと思います。
あるとすれば、発生源と言われる中国、武漢などに対する偏見(福島原発よりは軽いのかもしれません)、政府の経済対策に対する遅れなどへの憤り、世界が自国にばかり目が向いて、後進国や貧困の国々対する意識、SDG’sなどへの無関心に対する不快感でしょうか。
日本では、この第一波と思わる流行に対して、欧米から見たら驚くほどの感染者率ですし、死亡者も隠しているのではないかとの疑惑が生まれるほどの少人数です。ここから多少の変化があったとしても、パラダイムシフトが起こるようなことはないと推測されます。
但し、コロナによって気が付かされたことがあります。それは、接触を8割減らしましょうと感染症の先生たちが提案し、自治体や政府が緊急事態宣言を出した4月7日からの行動変容です。今までなかった経験です。
このようなパンデミックを体験している今、この感染症が私達に突きつけている課題は何なのでしょうか?この困難にしっかりと向き合って、どのように終息までの間付き合っていくのか考えましょう。少なくとも経済の回復には時間がかかりそうです。
目の前の情報がすごいスピードで動いています。誰もが心配や不安であるかもしれません。恐怖がTwitterのボリュームを増やしています。かつての関東大震災の際、噂が朝鮮人虐殺を引き起こしたことを思うと、これもまた、私達に突きつけられている課題です。
コロナウイルスは、私達の世界を試しているような気がします。心をしっかり持って、世界の中で、誰一人取り残すことなく、救っていかなくてはならないのです。同時に、この感染症がこの時代に突きつけている「分断」に勝つ必要があると思っています。
私達は、新たな時代が始まっていること自覚し、少し先の時代の変化を予想して、世界が良くなっていくことを、日本が良くなっていくことを信じて頑張りましょう。