こんにちは
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
ここに来て、毎日、東京では100名を超える新規感染者が増え続けています。毎日、2000名近くの方がPCR検査を受けていますが、陽性率が急伸して、本来1%程度になるはずの数値が昨日は4.5%になっています。
政治は、コロナの経済対策については、すでに終わったかのようです。新たな対応策が出てきていません。つまり、対策にはお金も責任も発生することから、誰も近寄りたくないのかもしれません。経済と感染増大の折り合いをつけることは難しくのですが、日本ならできるはずです。災害への心構えと対応、協力、支援体制は、世界一です(妻が言っていました)。
今日のテーマは、「この半年の投稿を振り返る(4月~6月)」です。
昨日、1月~3月の状況をご説明しました。確かに、3月には、コロナのことを書きながらこのブログは、「公開されていない」状況でしたので、悩ましいものでした。
さて、4月は、毎日コロナ報道一色になりましたので、コロナから一歩引いて、この先の金融情勢を中小企業の立場で乗り越えるための知識を紹介しようと考え、「ローカルベンチマーク」と「経営デザイン」の話を整理しておこうと思いました。
4月は、「ローカルベンチマーク」について説明させていただきました。この仕組を利用して事業評価に取り組んだことがありますが、定性、定量のバランスが良く、ある程度の説明を金融機関にも、経営者側にもしやすい仕組みだと感じていました。
5月に予定していた「経営デザインシート」については、集中して書くことができず、コロナ対応と1週間おきになってしまいました。経営デザインシートは、経産省ではなく、内閣府でつくられており、わかりにくい立て付けです。
経産省の「知的資産経営」から、さらに未来志向の考え方が入ることで、私にとっては、ローカルベンチマークの積み上げに、「未来」と「知的資産」を付加できれば、特に関係者がわかりやすいのではと考え、今後の事業を計画するときに必要なツールだと思い取り上げました。
ところで、今年は、金融業界では、「金融検査マニュアル」が廃止され、円滑化法の対応についても新しい段階に入る節目になる年でした。金融庁は、地域金融機関の尻を叩きながら、新しい中小企業支援をさせようとしていた矢先でした。
そこで、6月は、少し本筋から離れますが、今までの、バブル崩壊後、多くの地域金融機関が倒産し、その後、「金融検査マニュアル」によって、経営のバランスを取り、自己裁量でできるフレキシブルさやリスクテイクをできにくくして、地域の金融機関が生き残ってきた経緯を整理しました。
そして、長い時間をかけて、「金融育成庁」と自称するほど力を入れて、地方の金融業界をなんとかしようと議論をしながら、対応してきた様子をお伝えしました。多くの資料が金融庁の行政方針やディスカッション・ペーパーとなってしまった結果、学生の研究発表の概要版のような、つまらない、読みにくいものになってしまいました。反省しています。
半年間のブログは、このようにして書き続けてきました。
今月は、「中小企業再生支援を考える」として、円滑化法後の処理のために創設された認定支援機関にについて触れながら、これから発生するだろう混乱について考え、一緒に乗り越えていくことをお話したいと思っています。