こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
先週、「東京では、今日で3日連続200名以上の新規感染者」と報告しましたが、この週末、木、金、土の3日間は、やや300名の新規感染者となってきています。(日曜日は188名)
気になっていた「Go To Travel」キャンペーンは、東京の方を除く、東京を目的地とする旅行を除外する事になりました。常に準備不足に見えます。
いま出ている数字は、この1~2週間の間に感染した方が表に出ているのでしょうから、今、今日の実態は、1週間後にどのような数字となって現れてくるのでしょうか?あちこちの地域で医療崩壊が始まっていないことを祈ります。
さて、このような状況になっていますので、今週は、「この先の混乱を見通す 1~2年先を考える」として、識者がどの様な発信をしているのかをお伝えします。
今日は、先週、7月9日に書かれている「NRI JOURNAL」の『木内登英の経済の潮流――「国内景気の悪化は第2ステージへ;この先はU字型かL字型か」』です。
この記事の最初で、木内は、「…感染拡大の収束とともに世界経済は「Ⅴ字型」回復を遂げる、との当初の楽観論はすっかり影を潜め、…感染拡大第2波によって「W字型」回復…も後退しています。」
「多くの国で感染拡大が収まらない中、景気は長らく底這いを続ける「U字型」、あるいは「L字型」の様相を強めています。日本についても同様です。」と看破しています。
この一言に「やっぱり」と思ってしまう私です。木内さんは、現職の前は、2012年から5年間、日本銀行の政策委員会審議委員を務めていた方で、現状を一番わかるエコノミストです。
「U型?!」「L型?!」回復が見えない恐慌が始まるのでしょうか?
確かに、7月1日に日銀短観(6月調査)では、大企業製造業の現状判断DIは「-34P」に急落しました。このDI値は、リーマン・ショック後の2009年以来最低水準だそうです。また、非製造業ではなく、製造業で、大きなマイナスが予想されているのです。
また、その中で、日本の製造業を支える自動車産業が「-55P」と非常に厳しいのです。多くの産業に影響を持つ自動車産業は、大きな調整圧力をもたらします。それは、鉄鋼業の景況悪化に明確に表れています。
「コロナショックによる企業の経営環境の悪化が、雇用、設備といったストックの調整に繋がってきたことが確認できたことも見逃せない…、景気悪化が第2ステージに入ったことを意味します。」と。
もう、Go To Travelではないのです。
「コロナショックをきっかけにする経済の調整は、もはや一時的なもので終わらずに、より本格化、長期化する可能性が高まったと言えます。」とまとめています。
「新型コロナウイルス感染症の収束と共に経済活動が急速に回復に転じる、といったシナリオの蓋然性は、既にかなり低下しています。他国と同様に、日本経済も景気の底這い状態が長引く「U字型」あるいは「L字型」の様相を確実に強めているのです。」
どうですか?さあ、目の前の感染者数の急増に目を奪われているだけでなく、この厳しい状況の中で、生き残ることをで、真剣に話し合いましょう。手元のお金を少しでも多く確保して、時間を稼ぎ、次の時代に必要なビジネスをしましょう。