こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
一日920名、東京では、366名の新規感染者です。日本中で感染者が広がりつつあります。「Go To Travel」キャンペーンは、スタートしてしまいました。これから10日、2週間後がさらに心配です。今日の数字は、2週間前の行動の結果なのですから。
さて、このような状況だからこそ、今週は、「この先の混乱を見通す 1~2年先を考える」です。識者がどの様な発信をしているのかをお伝えします。
今日は、三菱UFJリサーチ&コンサルティングのコンサルティングレポート「With コロナで考える、オーナー企業の経営と承継 中長期的な存続と持続的成長の実現」(2020.07.14)です。(コーポレートアドバイザリー部 [東京] チーフコンサルタント 寺島 大介)
「感染拡大の「第 2 波」「第 3 波」を懸念する声もあり、緊急事態宣言あるいは都道府県をまたぐ移動自 粛要請が解除された後も、短期的に感染拡大以前の状態に戻ることは見込みにくい。」
すなわち、寺島氏は、「短期的な危機は乗り越えられても、先行きは未だ不透明」であり、「業種別の「耐性」の高低はあれ、企業としては、自社の財務状態や上記の先行きを踏まえ、少し長い視点(年単位)で資金的な計画・手当をしておく必要がある」と言われています。私も同感です。
「危機を乗り越え、持続的成長を実現するために必要なもの」は、「危機を乗り越え、持続的に成長する「強い」企業」には、以下のような取り組みを進めているか、進めいようとしているようです。参考にしてください。
(1)「変化に能動的に対応する」価値観の共有
(2)将来にむけた構想
(3)業務基盤の強化(人材育成とデジタライゼーション)
なかなか先を見通すような対応は、大企業でないと難しいという方もおられますが、この様な激しく状況が変化する中では、中小企業の経営トップや幹部が、スピーディに判断をして、機動的に対応するのは、可能であると思います。オーナー企業なら当たり前のはずです。
そして、忘れてはならないのは、「さらに永続する企業をめざした経営承継プランの構想」を持つことです。いままで、常に考えていたとはいえ、先延ばしにしてきた事業承継に取り組むべき時です。
「企業を次の世代にどのように引き継いでいくのか」という課題です。外部環境の大きな変化の中、今までの延長線上で考えることは出来ません。いろいろな事業承継に関する検討をやり直し、練り直す必要がありそうです。
寺島氏は、「承継に向けた「構想」も練り直すことが重要である。承継に向けた プランの構想においては」…「「経営」「所有」「家族」の 3 視点からの統合的な構想策定」と「将来的な状況変化に応じた複数のシナリオの想定」を勧めています。
「第2波」を意識しなくてはならないようですが、今は「夏」です。かつてのスペイン風邪やインフルエンザの流行を考えると、この秋から始まる「第3波?」を抑え込めるかが重要です。夢々「もとのような生活に戻ること」を考えないでください。
このリセッションの本体はこの先です。そこで、我が国は、バブル後の「失われた30年」を経験しています。しかし、その中でも。企業は変化し、しぶとく生き残っているのです。あなたも経験してきたはずです。あなたの価値ある企業を、この先の未来にバトンタッチをしていきましょう。
寺島氏は、「「見えない」からこそ、より長期的な視点で自社の方向性を定め、試行錯誤も含めて、アクションを起こしていくことが重要である。その取り組みを 通して蓄積される経験や、醸成される「自らの意思を持って能動的に動く」風土、企業文化こそが「不確実な時代」を乗り 越える最大の原動力となる。」と言われています。