こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日は、9月30日に「令和3年度の経済産業省の概査要求」が発表されましたので、ご紹介をします。
Ⅱ.分野横断的課題への対応の「中小企業・地域」の中で、中小企業に関するする表題は、「中⼩企業の新陳代謝」 でした。
予算は、⼀般会計(エネ特繰⼊れ除く)は、 4,399億円(前年 3,589億円 22.6%増) うち、中⼩企業対策費として、 1,420億円(前年 1,111億円 27.8%増)です。更に上記の「中⼩企業の新陳代謝」 では、【517億円 (前年376億 37.5%増)】でした。
明らかに、デジタルの時代の流れを引き寄せて、世代交代と旧態依然とした生産構造や中小企業政策を変えたいという意図は伝わってきます。一つ一つの中身は、もう少し吟味してからお伝えします。「概要書」の内容は以下のとおりです。
• 中⼩企業や⼩規模事業者による、AI、IoT等を活⽤した産学官連携のものづくりを⽀える技術の研究開発や新しいサービスモデル開発等を⽀援。また、「ものづくり補助⾦」「⾃治体型持続化補助⾦」「IT連携⽀援事業」により中⼩企業の⽣産性の向上を促進。
• 中⼩企業の経営資源引継ぎ(事業承継、M&A等)について、事業承継診断や譲渡・譲受事業者間の橋渡し等を行う⼀元的な⽀援体制を整備するとともに、専⾨家活⽤や引継ぎ後の設備投資等を⽀援。併せて、中⼩企業の円滑な事業再⽣や経営者の再チャレンジに向けた⽀援を実施。
• 消費税転嫁状況を含む取引実態をGメン調査等を通じて把握し、サプライチェーン全体にわたる取引環境の改善を促進。
• 新型コロナウイルスの影響を受けた中⼩企業が早期に経営を安定化させ再起を図れるよう、よろず⽀ 援拠点や商⼯会等による経営相談を実施。
• 展⽰会等のイベント産業の⾼度化を含めた新たなビジネスモデルの構築。
早速、詳細の内容を確認して、中小企業・小規模事業者にとって有用な施策を確認してお知らせします。
しかし、すでに、表面出てきた失業者だけでも6万人を超えてきています。この冬には、リーマンショック以来のホームレスが出てくるのでしょうか?
コロナだけでなく、インフルエンザの心配もあり、社会全体が余裕を失ってしまうかもしれません。冷静に、そして誰ひとり貧困のために死んでしまうことが無いよう、今から知恵を絞り、準備する必要があります。
そこには、中小企業・小規模事業者で働いてきた従業員、アルバイト、パート、外国人技能実習生など一番弱い輪にいる方々が最初に失業し、苦しんでいるはずです。
福祉的に言うと、「困った」中小企業主にお金を出すのではなく、その保護の手を差し伸べたほうが良いのかもしれません。その上で、元気の良い中小企業を育てることが必要です。順番を間違えると混乱します。
すべての省庁の概算要求が出て、財務省はどの様に対応するのでしょうか?バブル崩壊のときのように、財務省、日本銀行の舵取りの失敗により、長きに渡ってデフレに悩まされました。リーマンショック以降も、黒田総裁の出現で、一時期待したものの、大きくは変わらず、国は、段々弱っているように見えます。元気にするための方策を支持し、お手伝いしたいものです。