こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日は、「2回目のコロナ融資を断られた場合」についてご説明します。
すでにご説明しておりますが、これからの時期のコロナ融資は、前回のように簡単ではない、ハードルが高くなっていることはお伝えしました。しかし、それでも、前回は自分で相談してなんとかなったのだから、今回も誠意を持って説明したら楽勝だろうと甘く見て対応したあなた。融資を断られました!
さあ、どうしましょうか?!
まず、「断られた理由」は何かです。「なんだかわからないけど、融資を断られました。」「なんとかしてください」では相談にのることはできません。次の手当を考えるためにも、「なぜ否決になったのか」その理由をきちんと聞いておいてください。
どのタイミングで断られたのでしょうか?営業担当者に相談したら、「社長、うちでは目一杯協力しているので、これ以上は無理です」と担当者レベルで断られたのか、正式に書面で「融資申込書」を作成し、申し込んだ上で断られたのかを確認して下ください。
例えば、営業担当者が「社内の稟議は通ったのですが、保証協会ではねられました」などと報告してきて、体よく断られた場合は、それが本当かどうか疑ってください。社内稟議を回さずにお断りしたり、社内稟議で否決されたために、言い訳として保証協会を使っている場合もあります
否決された理由は、必ず貸付担当役席から聞いてください。その内容が理解できないときは、専門家を立ててでも否決の理由を理解ができるようにしてください。それは、次の金融機関と交渉する際に必ず事前に解決しておく必要のあることだからです。
金融機関側には、国から「監督指針」(「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針 74ページ)」が示されており、融資が契約に至らないときは、どうして融資できないのかを説明するよう指導されています。ある意味で、説明する義務があるわけです。全く失礼な対応であった場合は、強くでることも一つの方法かもしれません。
なお、A信用金庫に申請して、保証協会で断ってきた案件を、何も改善せずに、ダメならB信金へお願いした場合、同じ管内であれば、同じ保証協会で取り扱いますので、必ず拒絶されます。こちらに誠意がないことに対して悪印象を持たれる可能性があります。
お金がショートしそうだとバタバタする前に、この11月のうちに、準備をしてください。
資金繰り表、月次事業報告書、経営(改善)計画など必要な書類と融資申込書を用意してください。書類は社長が作り説明できなくてはなりません。