こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日は、「コロナ禍の1年を振り返る 感染者拡大と経済の収縮」です。
コロナのことが深刻に受け止められるまで本当に時間がかかりましたが、日本人にとって幸いしたのは、「クルーズ船 ダイヤモンド・プリンセス」の事があったからでした。
1月20日に横浜を出港したダイヤモンドプリンセスが、多くの感染者を出して横浜に戻ったのは2月3日。そして、すべての乗員乗客が下船できたのは、3月1日でした。この間、実質隔離状態の中で、乗員乗客3,711名のうち、696名の方が陽性、9名の方がお亡くなりになっています。
この事例により、この感染症がとても深刻な病気であり、その感染の経路やクラスターの発生いついて学び、飛沫感染や汚物によるトイレ等の完成の実態が明らかになってきたのでした。
他方、中国を始め、多くの国々でパニックが始まり、多くの困難な状況を毎日に報道され、ここから、急激なブレーキが掛かって、経済活動が落ち込んだのでした。
その後の3月に入ってからの行政の対応は素早く、急激なブレーキにより経済活動が収縮することを見越しての対応は素晴らしかったと思います。
しかし、支援の実態は、末端に届くまでには時間がかかり、いろいろな批判があることも事実です雇用調整性助成金や、公庫融資なども4月に入ってからはパニック状態で、2ヶ月ほどお待ちいただく例もあったようです。
また、多くの仕組みが税金を使うため、役所の書類や認定などが必要で、ボトルネックになっていたようです。これは、想定していたのでしょうが、現実の対応では、「官製談合」を批判されるなど、混乱がありました。
補助金・助成金なども民間に運営を渡したといえ、例外事項の処理に手間を取り、スムーズな運営とは言えませんでした。 それ以上に大変なのが医療や介助の現場でした。保健所や感染病に対応する仕組みが保守的で、すぐに改善はできませんでした。
現在、第3波と呼ばれる大きなウエーブが来ています。しかし、国会は閉会され、立法府としての機能は、与党の中での綱引きだけで、決められているようです。中身はわかりませんが、これで本当にコロナを封じ込め、経済の落ち込みが底を打つのか心配です。
確かに、自動車産業を始めとした基幹産業の力で、産業は確実に復興しようとしていますが、中小零細が、女性やフリーター、外国人が担ってきた飲食、流通、アパレルの産業はかなり苦しい状況です。弱い立場のことを言えば、医療も究極の小規模事業者の集まりです。
この経済の収縮がもとに戻るには、コロナが去ることが条件です。かつてのスペイン風のように、3年ほどの長きに渡る流行は今の医療科学技術で止めてくれることを祈っています。