こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログの。
今週は、「二度目のコロナ融資が始まります」をテーマにしました。今日は、「資金繰り表で融資必要額と返済額を説明する」です。
さて、試算表の話は、経営者が手書きで転記して会社の実態を理解してほしい旨お願いしましたが、資金繰り表を作れる経営者は少ないかもしれません。しかし、資金繰り表を自分で作ってみると、お金の動きがもっと身近にわかってきます。
現金の売上や回収は?現金での支払は?売掛金は何時入ってくるのですか?手形の期日はいつですか?割引はどうなっていました?販管費や人件費などの毎月の固定費は、いくらかかっているのでしょうか?そして、税金や借入金の返済も、正確な数字を記入していきます。
すでに借り入れた第1回目のコロナ融資を受けてからの実績値はどうなっているのでしょうか。それまでの融資前の実績、そして、コロナ第1回目の融資を受けた後の実績、それぞれ記入してみてください。
そして今、いったいいくらの資金を融資してもらい、事業を維持しようとしているのでしょうか?今回は、いままでも申し上げてきましたが、金融機関側は、一度目とは全く違うスタンスです。通常の借入の際に必要な資料をすべて要求してこられると思います。1年以内の追加融資です。
それも、国の枠組みでは5年据え置きも可能でしたが、実態は1年据え置きで、まさに返済が始まる直前ですので、借り換えて真水をどの程度上乗せするのか、それで、この先1年間は大丈夫なのか、が問われます。3度目のコロナ融資はありません。もっと厳しくなります。
だからこそ試算表を、資金繰り表の話をするのです。そして融資申し込みには、金額と条件、そして返済計画がちゃんと書かれているのかが問われるのです。そのために必要なのが、資金繰り表です。
今のあなたの会社の資金繰りの実態を、月次ベースで積み上げて、「今のままだと、3ヶ月後にショートしてしまう予定」で、それを回避するために、「月次の固定費用である一般管理費等の例えば150万円と人件費50万円の6ヶ月分1200万円(融資希望額)」を3ヶ月後の4月20日までに(融資希望期日)実行してほしい」
現在すでに借り入れている1000万円の返済が、1年の据置期間が終了して、6月から返済がスタートすることとなっているので、合わせて借り換えをさせていただき、できれば3年間据え置きで、コロナ融資を実行してほしい。
こんなストーリーもありえます。いかがでしょうか?
今のまま諦めるわけにはいかないのでしょうから、頑張って資金繰り表を作ってください。また、この作成の中から、さらにコストのあり方や、次の事業への知恵を絞り出しましょう。