こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「菅総理の「成長戦略会議」」です。今日は、「足腰の強い中小企業の構築」です。
ここの章では、アトキンソン氏の主張が一部、「政治的」に曲げられてしまったようです。「中小企業政策が、小規模事業者の淘汰を目的とするものではないことは当然で」、「あわせて、地位域の経済や雇用を支える小規模事業者が持続的に発展することは重要である」と従来の政策に収束している。役人の文書らしいです。
他方で、「中小企業の経営資源の集約化による事業の再構築やデジタル化など、、中小企業お生産性を向上させ、その足腰を強くする仕組みを構築し、創意工夫する企業を応援していく」と両論を並立したようです。
第一に、規模拡大を通じた労働生産性の向上を上げ、規模拡大のための税制支援、中小企業から中堅企業への成長途上にある企業についての支援、すなわち、中小機構法を改正して、中堅企業の支援範囲を拡大するとしている。
また、第二に、「規模拡大、新聞や展開、業態転換等を通じた事業再構築を支援する有効な新たな補助エイドの整備を検討」するともしている。明らかに新たな方策である。従来の施策については、付け足しのように記載されています。
また、大企業の変革を求め、「パートナーシップ宣言」をするよう求めている。同時に、スタートアップ企業との連携や共同研修などを可能とするよう環境整備をするとしている。今までの上下の関係が解消されることは面白い。
さらに、産学連携や産総研のような国の施設や都道府県の試験研究機関と中小企業の関係をドイツに習って整備するとしています。私も、先日大学機関との連携についてのセミナーを受講しましたが、中小企業にも、大学、研究機関にもお互いに交流が進めば、面白いことが起きる予感がしました。
なお、士業としては、「中小企業診断士」の制度のあり方が取り上げられており、「中堅・中小企業の経営を担うことのできる人材の裾野を広げていくため、中小企業診断士制度のあり方やその活用促進について、検討を深め、年度末までに結論を得る」とし、これも短期間で、新たな制度運用が始まるのかもしれません。
正直なところ、士業の中で、中小企業診断士は、企業分析が得意で、能書きでは「専門家」ですが、「経営経験」のある方は少なく、企業の中にいる中小企業診断士、まさに参謀格の「評論家」が多い気がします。新しい活躍の場が広がることは楽しみです。