こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「ウイズコロナの新年度予算が動き出します」、今日は、「目玉は、中小企業等事業再構築補助金」です。
2回目の「事情事態宣言」が解除されて1週間。オリンピックの聖火リレーが始まり、令和3年度予算も年度内に可決されました。しかし、残念ながら、新規感染者数は増え続けています。
さて、今日は、「中小企業等事業再構築補助金」です。本来ならば、令和2年度第三次お世予算ですので、3月初旬にはスタートするところでしたが、コロナ関連の事務局の選定に問題があったようで、誰も手を挙げられず、最終的には中小機構が事務局になることになりました。
先週、3月26日にやっと、公募が開始されました。申請受付は、4/15の開始予定のようです。中小企業庁 https://jigyou-saikouchiku.jp/#c3_3
事業の目的は、「ポストコロナ・ウィズコロナの時代」、「中小企業等の思い切った事業再構築を支援」し、「日本経済の構造転換を促すことを目的」としています。対象は、「中小企業、中堅企業、個人事業主、企業組合等」です。(この並び方が今までと違います)
事業対象条件は、以下の通りです。
- 売上が減っている 直近6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前と比較して10%以上減少している。
- 新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編等に取り組む
- 事業計画を認定経営革新等支援機関と策定する。
- 補助金額が3,000万円を超件は、金融機関も参加
- 補助事業終了後3~5年で付加価値額の年率平均3.0%(グローバルV字回復枠は5.0%)以上増加の達成又は従業員一人当たり付加価値額の年率平均3.0%(同上5.0%)以上増加の達成
さらに、中小企業には、「通常枠」と「(中小企業からの)卒業枠」、中堅企業には、「通常枠」と「グローバルV字回復枠」などの区分をして、その補助率を変えています。
今までのような小さなものを補助し支えると言うよりは、成長が見込まれる会社の「再構築」を厚く扱う流れです。これは、大きな変化です。バラマキとは違いそうです。(先々週にご案内したデービット・アトキンソンが臭ってきます)
今回の補助金は、「事業再構築」ですので、「基本的に大きく事業を変えるための設備投資」を想定しており、「設備費のほか、建物の建設費、建物改修費、撤去費、システム購入費」も補助対象です。 もちろん、「新しい事業の開始に必要となる研修費、広告宣伝費・販売促進費」も補助対象となっており、結構、使う範囲が広がっています。
多くの方々が、予算の規模を見て飛びついて来そうです。(1兆1,485億円)
詳細は、事務局のHP(https://jigyou-saikouchiku.jp/)をご確認ください。(3/28現在、公募要領はまだ発表されていません)
これから、補助金を得意とするコンサルタントや金融機関が動き出します。どうぞ、よく内容をご確認の上、対応してください。3000万円以上の場合は、事前に金融機関に相談してから取組むことをお勧めします。
金融機関を含めた「認定支援機関」の当初からの関与だけでなく、その後のプロセスや5年後の結果にも長く関わることが求められています。金融機関や専門家が、新たな役割をはたすことで、国は「構造改革」を成功させたいのです。あなたも「構造改革」に乗って、変化することをお勧めします。