こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「金融機関に伴走支援してもらえるためには」です。今日は「信頼できる支店長などとの人間関係が一番大切」です。
新たな金融の環境が、コロナ融資後の「伴走支援型特別保証制度」で始まるのです。事業者と金融機関が共に事業継続や発展について理解し、支え合っていくリレーションシップが必要なのです。融資の新しい形なのかもしれません。
生き残るためには、本当にお互いの気心がわかるまでコミュニケーションを取り、定期的な対話を通して人間関係を積み上げる必要があります。そして、「伴走支援」して行こうと思ってもらえることです。
当然、担当の渉外担当は、以前より頻繁に来られるかもしれません。必要なのは、支店長や融資担当副支店長、融資担当課長など、決裁権限がある方にも、社長の顔と名前を覚えてもらえるようなパーフォーマンスです。
例えば、月次の試算表と事業計画の月次の反省をした上で、上記の方々に 会いに行ってください。ほんの15分でもよろしいので、自分の言葉で事業の内容や進捗、問題点などの予想できる質問に答えられるようになってください。
現在の地域金融機関の体制の中で、「お客様の顔の見えない」客先に「伴走支援」するはずもありません。
逆に、金融機関の支店長などのトップによっては、大きく取り扱いが変わる可能性が常にあります。人事異動の季節です。お付き合いの金融機関の人事異動があった際は、ご挨拶に行くのもありです。
コロナが収束しない中で、今後どのようにしていくのか、国が推進するように、今までの本業を別な形に「再構築」する事ができるには、社長心身ともに強い意志と行動力が求められますし、一緒に走る従業員の協力も不可欠です。
まずは、本業のこの2年間の棚卸しをするとともに、事業全体のことを整理した上で、金融機関に毎月通いましょう。直近の1ヶ月の反省と3ヶ月の見込みをメモにして。最低3ヶ月は続けてみましょう。
同時に、試算表や資金繰り表に取り組んで、「数字のわかる経営者」であることをアピールしてください。そんな会社は決して多くはありません。先手必勝です。ただし、1社だけではなく、複数社にアプローチすることが大切です。気の合わない支店長もいますし、ネガティブな支店長もいらっしゃいます。黒字なら、胸を張ってください。
コロナ融資の据え置き終了が迫っています。このことは、来週にお話します。