こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
先々週、WHOのコロナの報告を紹介しましたが、「非常事態宣言」が延長されましたので、改めてコロナの実態についてお伝えします。再延長の期間は、8月1日から8月31日までとされました。東京は、8月22日から31日まで延長されたことになります。
先週(7/31)、東京の新規感染者は、4,058名となり、4000名を超えました。8月1日(日)は、3,058名、昨日の月曜日のデータは、2,195名です。いわゆる「デルタ株」が急速に猛威を振るっています。
今日は、この新たな「デルタ株」について、「デルタ株のことを知る」として、報道等からのお知らせいたします。
最初に、国立感染症研究所「感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の新規変異株について(第10報)2021.07.06」6月時点の報告ですが、公的なものですので、ふれておきます
「世界的にB.1.617.2系統(デルタ株)の割合が増加している。欧州では、2021年6月21日時点で23のEU/EEA国で検出され、…上昇傾向にある。8月初めには検出割合が70%、8月末には90%に達すると推測されている。」
特に「英国では、ほぼ95%をデルタ株が占め、…米国では、10.0%を占めていた。WHOのグループの解析によれば、デルタ株の実効再生産数は。(中国)株に比べて97% の増加、…アルファ株、ベータ株、ガンマ株と比べてそれぞれ、55%、60%、34%の増加を認めた。」
さらに「デルタ株は非VOCs/VOIs株(中国株)に比べて実効再生産数が94.8% 増加している。… シンガポールの研究では、デルタ株では、非VOC株に比べて、酸素利用、ICU入室または死亡のリスクが4.9倍上昇し、肺炎のリスクが1.88倍との報告がある。」と報告しています。
また、ここに来て、新たにロイター日本語版が、7月28日付で、26日にロイターが取材した報道を発信している。「アングル:デルタ株が覆すコロナの概念、規制社会に逆戻りも」そこでは、[26日 ロイター]は、「インド由来のデルタ株は最も感染スピードが速く、…各国が規制解除や経済再開に動いている最中で新型コロナ感染症を巡る概念を覆しつつある――。これがウイルスや伝染病の研究者の見解だ。」としている。
「ロイターが取材した新型コロナウイルスの有力専門家10人」の見解は、以下のようなものです。箇条書きで列挙します。
- マスク着用、物理的距離の確保といった措置を再び導入する必要がある
- デルタ株はどの株よりも生き残る力があり、感染スピードがある
- 主な懸念は、人から人へより簡単に広がるためワクチン未接種者の間で感染者や入院患者を増やしてしまう
- デルタ株に感染して入院している3692人のうち、ワクチン未接種者が58.3%、ワクチンを完全に接種した人は22.8%だった(英国)。国内感染の大半をデルタ株が占めており、感染者の4分の3はワクチン接種を終えた人(シンガポール)。新型コロナウイルス感染症で入院している人の60%がワクチン接種者だと述べた。その大半は60歳以上(イスラエル)
- ファイザー/ビオンテック製のワクチンでも、イスラエルではデルタ株の浸透によって過去1カ月の感染予防効果は41%にとどまった
- ワクチンは、「自分の発症を防ぐ効果は非常に高い。ただし他人への感染を予防する効果は著しく低い」
- デルタ株の潜伏期間が相対的に短く、ウイルス粒子の数がはるかに多い…ワクチン接種を終えた人は特に注意しなければならない