こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
30日には、CNNが、「デルタ株、水痘に匹敵する感染力 CDC(米疾病対策センター)の内部資料が警告」という表題で報道しています。その内容については、昨日のブログでお伝えしました。
そこで、今日は、「「デルタ株は水ぼうそう(水痘)並みの感染力」の怖さを確認する」として、デルタ株の実態に迫ります。
みなさんも、かつて、保育園や幼稚園で「水ぼうそうにかかりました」という話を聞いたことがあるかもしれません。
広島テレビ放送が運営している「感染症・予防接種ナビ」では、水ぼうそうは、「日本では小児を中心に年間約100万人が水痘に罹患していましたが、2014年10月から水痘ワクチンが定期接種となり、5歳未満の定点医療機関からの患者報告数は定期接種化直後の2015年から大きく減少しました。」と紹介しています。
更に感染経路については、「水痘の感染力は極めて強く、空気(飛沫核)感染、飛沫感染、接触感染によってウイルスは上気道から侵入し、ウイルス血症を経て、通常は2週間前後(10~21日)の潜伏期間を経て発病すると言われています。」
「水痘を発病している者と同じ空間を共有(同じ部屋、同じ飛行機の中等)した場合、その時間がどんなに短くても水痘に感染している可能性があります。この場合水痘の空気感染を防ぐことのできる物理的手段(N95等のろ過マスクの装着や空気清浄機の運転)として効果的なものは残念ながらありません。水痘の感染発病を防ぐことのできる唯一の予防手段はワクチンの接種のみです。(下線 小堀)」としています。
この内容は極めて厳しい内容です。新型コロナのデルタ株がこれに近いとするならば、その感染拡大を抑えることは、実質上困難なのかもしれません。
唯一、インドの感染が収まりつつあり、国民の70%前後が抗体を持っていると報道されたことが救いです。(ロイターワールド「インド主要8州、人口70%超にコロナ抗体=調査」2021.07.28)確かに、感染はしたが、軽症、中等症に至らず抗体を多くの人が得ているのかもしれません。
インドの感染者の累計は、3160万人、死亡者は、42.4万人とされていますが、CNNは、世界開発センター(米国のシンクタンク)の研究では、超過死亡に関するデータから、340万人~490万人と推定している。
現段階では、米国の約61万人、ブラジルの約54万人に次いで世界で3番目に多いインドですが、この推計値が正しいとしたら、多くの犠牲の上に、国民の抗体が得られたという説明になります。宗教行事や政治が絡んでいたことから、残念でなりません。
なお、国立感染症研究所の疫学上の定義では、
「水痘ウイルスの自然宿主はヒトのみであるが、世界中に分布し、その伝染力は麻疹よりは弱いが、…家庭内接触での発症率は 90%と報告されている。発疹出現の1〜2日前から出現後4〜5日、あるいは痂皮化するまで伝染力がある。」
また、学校保健安全法における取り扱い(2012年3月30日現在)では、「第2種の感染症に定められており、すべての発しんが痂皮化するまで出席停止とされている。」としています。現在の10歳未満の子どもたちへの感染の伝播を止めるには、この夏休み期間中に、次の手当が必要かもしれません。