こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
コロナの東京での新規感染者が3桁、それも600人台まで下がりました。なんとなく、すごい!と思いました。しかし、自宅で炊きしている方が、全国で10万人と聞くと、本当に医療は行き届いているのだろうかと心配になります。
自民党総裁選一色になりつつあります。自民党の3人の候補が、新規性をアピールすることで、もう総選挙は始まったようです。これらのアピールの後に、野党がしっかりした政策の提示ができなければ、苦しい戦いになります。中国や北朝鮮の動きも保守派の後押しをしそうです。この国は、どちらに向かっていけば良い国にできるのでしょうか?
昨日から、「経済産業政策の重点」を参考にしながら、菅総理が仕切った新経済政策の中の中小企業施策についてお伝えしています。
今日は、「事業継続支援と事業再構築及び事業承継・事業再生の後押し」です。
- 事業継続のための着実な支援
まず、「事業者に対する資金繰り支援」、「月次支援金の給付」、「イベントの再開支援」など、厳しい状況の中、必要な事業継続のための支援をするとしています。資金繰り支援については、引き続き万全を期すとされています。いずれも令和2年度の補正予算や予備費です。
- 資金繰り支援、月次支援金等の給付(令和2年度予備費等 6,979 億円)
- イベントの再開支援(令和 2 年度一次補正、三次補正、予備費 1,594 億円)
2.事業再構築・承継・再生を目指す事業者の後押し 【298 億円(185 億円)+中小機構交付金 182 億円(177 億円)の内数】
事業再構築補助金(令和2年度三次補正:1 兆 1,485 億円)について、新分野展開や業態転換等の果敢な取組への支援を行っているところ。引き続き、これらの取組を支援する。併せて事業承継・引継ぎ・再生を推し進めるとしています。コロナ禍の前でも中小企業・小規模事業者等の事業承継は進まず、イロリオな手を出していましたが、採算者の引継ぎ(M&A)も全面に出して、事業再構築、承継・再生、生産性向上の支援をすることにしたようです。
3.ものづくり等高度連携・事業再構築促進事業【25.4 億円(新規)】(事業再構築、革新的な製品・サービス開発、生産プロセス改善を支援)
中小企業再生支援・事業承継総合支援事業【159.1 億円(95.0 億円)】(足下並の虹破綻率実現、年間2,000件事業引き継ぎ(168,000件診断))
事業承継・引継ぎ・再生支援事業【47.1 億円(16.2 億円)】(経営革新や専門家活用などでかかる費用を支援し、年間1,000件を支援して、事業継承等を後押しする)
上記の施策を軌道に乗せるため、中小企業・小規模事業者における事業承継を更に推進するため、①事業承継ガイドラインの改訂、②事業引継ぎ後の経営統合に関するガイドラインの策定等を行うとしていますし、過剰な債務を負う中小企業・小規模事業者の再生を後押しするため、③事業再生のための私的整理等のガイドラインの策定の検討するとしています。
いずれにしても、小規模事業者、中小企業は、コロナ禍で弱っていて、大変厳しい状況です。ましてや、事業承継をするにしても、今なら、厳しいので、少し後にとか、もういまさら無理とかという声が聞こえてきそうです。確実に、拾ってかなくてはなりません。事業承継の登録支援機関の制度も動き出します。