こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
自民党総裁選が終わりました。早速、自民党の幹部人事が執り行われていますが、政権の「ど真ん中」に、麻生、安倍の色が溢れていて、このあとの10月4日の総理大臣指名のあとの組閣の内容が気になります。権力闘争とは、本当に泥臭く、あまり見たくないものを見せられているような気がいたします。
さて、今週は、「新しい岸田総理大臣と日本の行方」を紹介します。今日は、「岸田文雄総理の考え方の全体像」を、その総裁候補の政策パンフレットからお伝えします。
ご存知の通り、岸田氏は、この自民党総裁選挙については、8月26日に名乗りを上げ、「自民党改革」のなかで、「党役員の任期」について二階幹事長を実質的に更迭すれべきとの狼煙を上げ、無風かと思われた総裁選を一挙に活気づけ、さらには、菅総理の不出馬まで追い込んだきっかけを作ったのだと思っています。
昨年の総裁選挙では、派閥の密室の中で、菅総理が圧倒的な支持を集め、全く肩書のないところに追い込まれ、ご本人が言われるように「岸田の時代はもう来ない」と言われたものでした。そうした中で、次のチャンスのために、準備を重ねてきた結果だったとも思います。その選挙公約パンフレットは以下のようなものです。表表紙(右側)と裏表紙です。
スローガンあるいはキャッチフレーズは、「声をかたちに。信頼ある政治」。まさに、菅総理の説明をしない政治に対するアンチテーゼのようにも見えます。
また裏表紙にあるのは「憲法改正」と「自民党改革」です。「憲法改正」については、「国民の幅広い理解を得て、新しい時代の変化に対応した憲法改正を目指します。」で、サラッとうっちゃっています。
そして、「自民党改革」については、「民主主義を守り抜いていくために、「先ず隗より始めよ」とした上で、「自民党版ガバナンスコード作成委員会(仮称)」を立ち上げるとしました。
「ガバナンス改革に資するコード(規則)」の作成は以下のように内容です。
- 自民党の若返りに向け、党役員に中堅若手を積極的に登用。
- 常に新陳代謝を続られるよう、比例73歳定年制を厳格に適用。
- 「政治と金」の問題については、国民の皆様に丁寧に説明し、透明性を確保。
- こうした刷新を進めるため、党役員の任期について明確化。
役員任期を、「1期1年・連続3期」までとし、権力の集中と惰性を防ぐ
さて、この公約を信じて見守ってよいのでしょうか?若返りは、3回当選の福田議員の総務会長人事だけでしょうか?73歳定年制は、次の総選挙の公認でわかることでしょう。
また、「政治と金」については、自らの広島選挙区を安倍元総理の懐刀であった河合元法務大臣とその妻である河合安里氏の選挙で、党のお金が1億5千万円も使われたなど、全く、前総裁側からは説明されていない件は、経理局長を長くやっていた岸田氏が一番良くそのからくりはおわかりだと思います。本当位丁寧に説明されるのでしょうか。
麻生氏の副総理は、党の役員ではないのでしょうか?「党のど真ん中に」居座り続ける81歳の先輩に、「もうそろそろ若いものに任せましょう」と引導を渡す事のできる逸材はいないのでしょうか?自民党の内部からの改革が本当にできるのか、安倍チルドレンの方々の責任も果たしていただいきたいものです。