こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、デジタル社会の実現に向けた重点計画」と題して解説いたします。今日は、「デジタルにより目指す社会の姿 その1」です。
中小企業や個人事業者にとっては、関心がないのかもしれません。しかし、足元で、「電子帳簿保存」や「インボイス制度」など、なんとかしなくてはならない「デジタルのスケジュール」が目白押しです。
今日は、以下の項目についてご紹介します。
- デジタル化による成長戦略
- 医療・教育・防災・こども等の準公共分野のデジタル化
- デジタル化による地域の活性化
「人生100年の時代におけるあらゆるライフステージにおいて、我が国の未来を支えるこども達一人ひとりに最適な教育の提供、人を惹き付ける魅力的な仕事の創出、生涯を通じたゆとりと安心のある暮らしの実現など…「個人を支える」デジタル化の実現を目指すものとする。」とその目的明確にしています。
さて、1つ目は「デジタル化による成長戦略」:です。
「今、覚悟を決めてデジタルを最大限活用して課題解決を図らなければ、我が国が世界最先端のデジタル国家になることはおろか、世界に伍していくことももはや不可能」という認識のもと、「官民で「デジタルファーストの原則」を業務の進め方も含めて徹底する」こととしています。
また、「取引(受発注・請求・決済)等の相互連携分野のデジタル化を通じて中小企業のデジタル化を支援することなど、規制改革の象徴であり、成長戦略の柱である社会全体のデジタル化を進め、産業全体の収益力の強化を図ることが20年間停滞してきた我が国の経済の成長のために不可欠である。」としています。
次は、「医療・教育・防災・こども等の準公共分野のデジタル化」です。
「健康・医療・介護、教育、防災、こども等、…政府が蓄積・収集した準公共分野のデータや民間が保有する準公共分野のデータについては、オープンデータ・バイ・デザインの考えを徹底することにより民間による積極的な利用を促進する。」とともに、「API・データの公開原則を徹底、データの利活用に関するルールを積極的かつ継続的に見直し、…データの積極的な利活用の実現に支障となっている制度や運用を見直すこと、モビリティ、健康・医療・介護、気象、人流等のデータを防災分野において利活用する等、分野横断的なデータ利活用を促進する」ことを目指しています。なお、「サイバーセキュリティの確保や個人情報の保護」についても、それをを徹底するとしています。
3つ目は、「デジタル化による地域の活性化」です。
現在は、「国と地方、地方と地方、分野と分野の間で、情報システムが個々にバラバラで十分な連携がなされていない」、「国民や政策ニーズの変化に迅速に対応すべく効果的にデータを収集・活用することができていない」状況です。
しかし、少子高齢化と、地方の人口減少が進み始めていることから、「地方の活性化」は、政治的な問題として、「地域からデジタル改革、デジタル実装を進め、地方分散型社会の実現、地域における魅力ある多様な就業機会の創出、地方公共団体共同型の課題解決、地域社会の持続可能性の確保等」を目指しています。
今後、「インフラ整備」、「デジタル人材の育成」、「地域間格差の解消」、「在宅勤務のための環境整備」、「リモートワークの支援」などを進めた上で、最終的には、「スモールビジネスの起業の促進等を通じて都市圏からの若年層の移住や新規ビジネスの創出の促進を図る」ことで、「地域雇用の創出、デジタル化による地域企業の新たな販路開拓、脱炭素化・循環経済への移行の加速などが実現し」、「デジタル田園都市国家構想」に寄与する。」としています。