こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「デジタル社会の実現に向けた重点計画」と題して解説いたします。今日は、「デジタル社会の実現に向けての理念・原則」です。
中小企業や個人事業者にとっては、関心がないのかもしれません。しかし、足元で、「デジタル社会の実現に向けた重点計画」は、走り始めました。これからは、新しい時代に合わせて変化を受け入れ、生き残っていかなくてはなりません。
今日は、「デジタル社会の実現に向けての理念・原則」の4項目をご紹介します。横文字やカタカナが多く出てくるのは閉口ですが、我慢して解説しましょう。
- 誰一人取り残されないデジタル社会の実現
- デジタル社会形成のための基本原則
- BPRと規制改革の必要性
- クラウド・バイ・デフォルト原則
最初の「誰一人取り残されないデジタル社会の実現」の【目指す姿】は、「誰一人取り残されない」デジタル社会の実現に向けて、個々人の多種多様な環境やニーズ等を踏まえて、利用者目線できめ細かく対応していくにより、誰もが、いつでも、どこでも、デジタル化の恩恵を享受できるようにすることです。
- 利用者視点でのサービスデザイン体制の確立
- デジタル機器・サービスに係るアクセシビリティ環境の整備
- 皆で支え合うデジタル共生社会の実現
- 経済的事情等に基づく格差の是正
- 「言葉の壁」の克服
- 情報通信ネットワークの利用環境に係る格差の是正
次に、「デジタル社会形成のための基本原則」とは、以下の10原則です。
また、デジタル社会の実現に向けては、デジタル3原則に則して取組を進めるとしています。
「業務改革BPR(Business Process Reengineering)と規制改革の必要性」については、「デジタル化を進めるに際しては、…本来の行政サービス等の利用者の利便性向上及び行政運営の効率化等に立ち返って、業務改革(BPR)に取り組む必要がある」としています。
(とにかく、横文字が多すぎてこれを理解できるのは一部の専門家だけのように思えます。閣議決定した大臣はわかっているのでしょうか?)
最後の「クラウド・バイ・デフォルト原則」については、2018年6月に政府が発表した「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」に明記されている言葉です。
「政府情報システムの構築・整備に関しては、クラウドサービスの利用を第1候補(デフォルト)として考える」という方針のことです。
また、各府省庁において必要となる情報システムの整備に共通的に必要とされる機能は共用できるよう、機能ごとに細分化された部品を組み合わせる設計思想に基づいた整備を推進するということです。