こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「令和3年度経済産業省補正予算」のうち「中小企業向け予算」の概要について解説しています。今日は、「中小企業向け予算の概要 事業再編・再生支援事業」です
中小企業向け事業再編・再生支援事業 として、757 億円が計上されています。
中小機構による事業で、1つ目の事業は、「地域中核企業の事業再編支援」、2つ目が、「再生支援協議会」による「事業再生」です。
この事業は、従来からあった「中小機構のファンド出資事業」を拡大したものです。中小機構は、これまでも、中小企業の起業や新事業展開・事業再生を支援するファンドに、他の金融機関や事業会社等の民間機関とともに出資者の立場でファンド総額の2分の1を上限に資金を供給してきました。
今回は、その出資上限を80%として、「長期化する新型コロナの影響により業況が悪化した地域経済の中核となる中小企業等の経営力強化と成長を、事業再編等の促進によって支援する」としています。
また、同様な手法で、「過大な債務を抱えた中小企業の高まる再生支援ニーズに対応」し、「…官民連携の中小企業再生ファンドの組成を促し、再生支援協議会の支援体制と併せ、万全の体制を確保する。」としています。
更に踏み込んで、「中小企業の私的整理等のガイドラインを策定し、来年度から運用を開始」する。また、「経営者保証ガイドラインの内容を明確化し、活用を促す措置を検討する。」としています。