こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、ウクライナ侵攻から2ヶ月が経ち、世界中でスタグフレーションの危険性が高まっていることをお伝えします。今日は、「すでにスタグフレーションとなっているブラジル」です。
4月22日の国際通貨研究所の『国際金融トピックス』から「スタグフレーション下のブラジル経済」(経済調査部 上席研究員 森川 央)を紹介します。
ブラジルでは、「インフレ率が 2 桁に急上昇し、政策金利も 2 桁に」なっています。 2021年の年末には消費者物価指数は、10.1%に高騰しています。「内外の商品価格の高騰により、輸入物価が急上昇していることが消費者物価を押し上げている。」ともしています。「足元(2022 年 1 月)も 29.2%と高止まりしている(図 5)」と報告しています。
国内では、高騰している燃料費の負担で電力会社が電気料金を引き上げ、物価上昇につながっています。
「こうした中、ブラジル中央銀行は 2021 年 3 月以降利上げを繰り返し」、政策金利(Selic rate)は、1 年間で、11.75%に引き上げられた(図 6)のです。
ブラジルは、BRICSの一角で、「ロシアのウクライナ侵攻によるロシア、ウクライナ産穀物の輸出減少は、ブラジル産の穀物への需要として輸出増に貢献する」と見込んでおり、また、原油価格も高騰するが、ブラジルも石油輸出国の一国であり、プラスの要因にもなるようです。
これらは、「国際商品市況の上昇はインフレ要因となる。特に穀物輸出の増加は国内向け出荷と競合するため、国内の食料品価格の上昇を長期化させインフレを煽る恐れがある。」ともしています。
このグラフを見て心配になったのは私だけでしょうか?