こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
ここにきて、円安の話が大きく取り上げられ、32年ぶりに150円/ドルになったと昨日は報道しています。次の山はいくらなのでしょうか?
この円安の原因は本当にFRBの利上げのせいなのでしょうか?本当は日銀が利上げに踏み切れない日本の経済の弱さのせいではないでしょうか?新しい時代が始まっているのに、古い産業に固執しているからではないでしょうか。
先週は、中小企業のおかれた「これから」を「最近の主要な経済指標等から」考えてきました。今週は、10月中に発表されるという「総合経済対策」の内容について「新しい資本主義実現会議(第10回)」を参照しながらご紹介します。
また、10月17日には、第1回資産所得倍増分科会が開催されています。この会議資料を参照し、今日は、残りの課題と「資産所得倍増」を中心に説明します。
「新しい資本主義」の内容は多岐にわたっていて、大きくは、以下のような内容になっています。
Ⅲ. 科学技術・イノベーションへの投
Ⅳ. 資産所得の倍増
Ⅴ.経済社会の多極集中化
Ⅵ.GX 及び DX への投資
Ⅶ.社会的課題を解決する経済社会システムの構築
順番にご紹介します。
「Ⅲ. 科学技術・イノベーションへの投資」は、「官が明確な国家戦略を示す…新たな官民連携により、研究開発投資を活発化」です。
「Ⅳ. 資産所得の倍増」は、家計の預金が投資に…企業価値向上の恩恵が家計に及ぶ好循環を作る」とし、「本年末に総合的な「資産所得倍増プラン」を策定」としています。
「Ⅴ.経済社会の多極集中化」は、「デジタル田園都市国家構想の推進」し、「一極集中から、多極集中への転換を図る」ことで、「分散型のデジタル社会の実現」をするとしています。
さらに、「Ⅵ.GX 及び DX への投資」では、「GX への投資」と「DXへの投資」を進めるとしています。(GXは、グリーントランスフォーメーション。DXは、デジタル・トランスフォーメーション)
「GX への投資」とは、「エネルギーの安定供給の再構築を大前提として、…本年内に、「脱酸素化」の今後 10 年のロードマップを取りまとめる」ことです。
また、「DX への投資」は、「デジタル・トランスフォーメーションの定義」として、IBMでは、「ソフトウェアを通じてより良い生活を実現すること」としているようですが、政府は、「DXは新しい付加価値を生み出す源泉であり社会的課題を解決する鍵である」として、「DXへの投資について、政策を推進する」としています。。
「Ⅶ.社会的課題を解決する経済社会システムの構築」では、「官が担ってきたサービスにおいても、…民間の主体的な関与が期待され…社会的課題を成長のエネルギーとして捉え、解決していく仕組みを経済社会の中にビルトインし ていく」ともしました。
「Ⅷ.経済安全保障・サプライチェーン強靭化・個別分野の取組」では、「1.経済安全保障のための研究開発(重要技術育成プログラム)、2.サプライチェーン強靭化、3.宇宙、4.海洋」へとりくみとしました。
さて、今週の全般は、人への投資と賃金アップ、そして、スタートアップを成長のカギと位置づけ捜し、育成し、金もつぎ込んで日本の経済を変更することを知りました。しかし、それでも、先進国の経済に追いついていないのは、デジタル化の遅れと、経済の再構築の遅れです。そして、結果的に日本を支える働く世代の資産が非常に薄くなってしまいました。
そこで、「資産所得の倍増」です。現金等の金融資産は、ほとんど金利のない世界が長く続いていることから。現金以外の「資産」に現金を移動することで、「資産所得」を増やすことを考えています。
“総合経済対策に反映される「新しい資本主義」の重点事項 残りの課題と「資産所得の倍増」” の続きを読む