認定支援機関 行政書士たいぞう事務所の小堀大藏です。
あなたの事業が成功するために何か役に立つ情報をできるだけわかりやすくお伝えしようと考え、このブログを書いています。
この1週間、将来の生産性向上を期待させるChat-GPTが大きな反響を受けています。この新しい技術について解説する立場にはありませんが、経済界の識者の反応がありますので、いくつかのコラム等をご紹介します。
今週は、5社のコラム等に発表されたChat-GPTに関する識者の評価等をご紹介します。
今日は、『キャノングローバル戦略研究所 役員室から コラム 2023.04.07』 林 文夫 「Chat-GPTの使い方」を紹介します。
林 文夫氏は、「ChatGPTのようなAIの発展により、法務部を含むバックオフィスの省力化は一気に進むだろう。かくして全ての人間はクリエーターになる。」と看破しています。
確かに今の段階では、「百科事典的には使えない。ウィキペディアに遥かに劣る。」また、「昔は活字信仰、今はネット信仰が問題になっているが、ChatGPTの言うことを鵜呑みにする人が続出しないか心配だ。」とも警鐘を鳴らしています。
実際に林氏は、利用をしたうえで、「質問を工夫して適切な元ネタに導いてあげれば、虚偽解答は減らせる」と指摘している。AI側ではなく、AIを使う方の質問力が、回答の違いを生むとしています。
「Rというプログラミング言語でこれこれこういう体裁のグラフを作成したい、と入力したら、使うべきコマンドについて非常に有用な答えが返ってきた。」「今私が書いている英語の論文のイントロを丸ごと読ませたら、2秒ほどしてから、数箇所の改善の示唆をしたあと、”Overall, the text is well-written and the grammar is sound.”と言ってくれた。論文のグラフをRで作成するのに試行錯誤で数日を費やしたが、もしChatGPTを使っていたら、この作業は1日に短縮できたと思う。」と、その評価は高いようです。
「運慶は、大勢の弟子を抱えた工房で仏像を制作した。MITの有力教授も、院生をRA(研究助手)として使いこなして論文の量産をする。MITの院生を雇えない私は、ChatGPTがどの程度RA代わりになるか気になる。」として、その役割の高度であることを示唆しています。
「パソコンやサーバーの普及により、昔なら実務とされた作業はバックオフィスが引き受けるようになった。」と過去を振り返り、この新しい波が新しい時代を開くことを予感しているようです。
これからの時代がどんな時代になるのか楽しみです。年齢とは関係なく、次の時代でも「世の中に役に立ちたい」と思っています。私も、ChatGPTを使いこなして、仕事を続けたいと思います。