認定支援機関 行政書士たいぞう事務所の小堀大藏です。
あなたの事業が成功するために何か役に立つ情報をできるだけわかりやすくお伝えしようと考え、このブログを書いています。
今週は、WordPressのプラグインの更新をしているときに管理画面が表示できなくなる「致命的なエラー」となり、投稿することができませんでした。昨日の夜、サーバーレンタルの「さくらインターネット」の技術者のおかげで復旧ができ、本日(4月27日)にまとめて4件投稿します。
さて、今週は、「はたらく幸せ実感」「はたらく不幸せ実感」という言葉にひかれて、パーソナル研究所の調査報告を読みました。働く人が足りないと言われますが、日本の働く環境が日本の成長を阻害しているような気がしました。
今日は、「なぜ日本の「はたらく幸せ実感」が低いのか、その要因を調査したところ大きく以下の点が明らかになった。」として6点を挙げていますが、そのうち、以下の2点について考えてみます。
- 40代以下や被雇用者の「はたらく幸せ実感」が低く「はたらく不幸せ実感」が高いため
- 「権威主義・責任回避」の組織文化が強いため
社会的な属性の中で、年齢別の分析をしていますが、「日本は、韓国、台湾、香港と並び、20~40代のはたらく幸せ実感が、50代以上と比較して低く、不幸せ実感は高い。他国・地域ではそのような傾向はみられない。」として、アジアと世界の他の文化の差に着目しています。
また、「年功序列」と「管理職」にも着目しています。さらに「日本における若年層のはたらく幸せ実感の低さ、不幸せ実感の高さは、若年層ほど非管理職が多いことも一因と考えられる。」と職位別の組織文化にメスを入れています。
雇用形態別では、「日本においては、被雇用者のはたらく幸せ実感が、その他(専門家、自営業、自由業)に比べて特に低い傾向がある。」とし、「仕事の意義づけ」や「仕事や働き方の選択肢の多さ」が顕著に低いことを指摘しています。
業種別、職種別、最終学歴別、企業規模別などの分析もしているが、ここでは省略します。
次に「権威主義・責任回避」の組織文化が強いためですが、「日本の傾向を見ると「上層部の決定に従う」、「社内では波風を立てないことが重要」など、「はたらく幸せ実感」とマイナスに関連している「権威主義・責任回避」の組織文化の傾向が強い。」と分析しています。
上司のマネジメント行動として、「日本において「権威主義・責任回避」「心理的安全性のなさ」「成果主義・競争」の組織文化のもとでは、上司のマネジメント行動総合得点が低い傾向がみられた。他方で、はたらく幸せ実感を高める組織文化ほど、部下のはたらく幸せ実感を高める上司の働きかけがなされやすい。」ともしています。
明らかに、わかりやすい分析です。日本の組織の欠点を早急に改善する必要があります。すでに、日本の会社は、今のままでは成長軌道に戻すことのできない組織文化になっているようです。勇気をもって壊す必要があります。