認定支援機関 行政書士たいぞう事務所の小堀大藏です。
あなたの事業が成功するために何か役に立つ情報をできるだけわかりやすくお伝えしようと考え、このブログを書いています。
ブログの投稿は、毎日投稿」にこだわっていたのですが、1月と6月に一度立ち止まってしまいました。しばらく投稿をしない状況が続くと、「誰も見ていなくてもブログ書き続ける」ことに疲れていることがわかり、再び投稿できなくなってしまいました。
コロナが終わって、再び営業活動を始めるにあたり、アナログとデジタルで営業を継続することとしました。
さあ、8月に入りました。現在、お付き合いのあるお客様をイメージして、もう一度、ブログを書きたいと思います。無理をせずに、週1回のペースで再スタートします。
今日の話題は、―「コロナ融資」の返済は大丈夫ですか?返済できないのなら、早めのリスケ交渉―です。
コロナ融資の返済が始まり、お役様の中には、「資金繰りが厳しくなっています」「追加で融資は受けられるでしょうか」と悲鳴が聞こえます。
確かに、「コロナ融資」では、本来借りられるはずのないお金を簡単に融資していただけたようです。誰もが金融機関からそれなりの金額の融資を受けることができました。
しかし、自社の成果が上がらないのは「コロナ」のせいとは限りません。いつ倒産してもおかしくないような会社にも融資はされていた様です。それは、「ゼロゼロ融資」という借りる側は元本返済がなく、保証料もない、金利も国や自治体が肩代わりしてくれるという「夢のような融資」だったからです。
また、実際に動き出して、日本公庫以外の地元金融機関等も同様の融資が実行できるようになると、金融機関も100%保証で高い金利を国や自治体が支払ってくれる融資制度は魅力的で、メガバンクも含めて「売れ!」と大号令があったとも聞きます。
私が顔を出している地元の金融機関の中には、色々な形で影響が出てきているようです。4月頃に「政府の借換えなどの指導が出ていますがいかがですか?」とお聞きしても、イマイチ反応がなかったのですが、この7月の時には、「色々ご心配いただき有難うございます。当社はいまのところ順調です」と言われる会社と、「困りました。突然返済できない会社が出始めました」と厳しい顔つきの会社もありました。
そこで、重要なのは、今までは、借りた側も貸した側もある意味ハッピーでしたが、お金が動き出すと、大変です。
「コロナ借換え保証制度」
https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sinyouhosyou/karikae.html
なども創設されましたが、ご存じでしょうか?
しかし、実態としては「中小企業」向けの制度で、「小規模事業者」には、商工会議所に指導を受けて日本公庫にお願いする「マル経融資(小規模事業者経営改善資金)」が現実的だと思われます。
これも該当しないとしたら、早めにメインバンクにリスケ(リスケジュール=返済計画の見直し)のお願いを申し出た方がよいと思います。くれぐれも申し上げますが、今月へんさいができないからといったタイミングではダメです。ましてや、先月は返済できなかったので、金融機関側から催促があって、「やっぱりダメなので、リスケ」もダメです。
そこには、金融機関側の担当者もいて、「そんなことをする会社には対応できない」と言われるのがオチです。反対側に立ってください。当てにしていたお金を払ってこない業者がいたり、支払いの前日に、「支払いを待ってくれ」と言われたりしたらどうしますか?それを上司にどう報告しますか?上司はあなたになんというでしょう。
できることなら、2カ月前には「リスケをお願いするかもしれない」との情報を発信してください。何とかなるなら、とっくに何とかなっています。今の状況をしっかりと受け止めて、誠実に対応することをお勧めします。