こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今日のテーマは、「トピックス コロナウイルス対応3 最新の融資、利子補給など(3月16日現在)」です。
新型コロナウイルスの影響で経営が悪化し、資金繰りに支障をきたす中小事業者が増えています。
先週末に、最新情報として、3月11日10:00の経済産業省のパンフレットを紹介しましたが、もう一度整理しておきたいと思います。
まず、セーフティー保証4号、5号ですが、基本的には、どの業種でも受けられるようですし、個人事業の方もOKです。
定量的な売上の減額5%以上、前年度実績等との比較です。開業して間もない方は、過去3ヶ月平均などの簡易な試算表が必要ですが、個人の方の場合は、今後の状況悪化の見通しなどの定性的な説明であっても受け付けてくれそうです。
あくまでも「災害貸付」扱いですので、返済期間は、運転資金で15年、設備資金で20年、据置期間は5年と通常の倍ほどの期間が設定されおり、さらに、先にも触れましたが、当初の3年間は、利子の減額0.9%があることから、実質0.46%です。
すでに、審査を受け実行待ちの方でも、融資実行後でも、遡って適用できるようですので、慌てないでください。
前回の報告で落としていた件があります。優遇される期間の件です。
融資の期限があるように利子の減額措置は、当初3年間という期限もございますので、注意してください。3年をすぎると基準金利に戻ります。
次に、売上の減少規模が大きい方たちには、さらに「利子の補給」をする制度もあります。3000万円までの利子を3年間「利子補給」するものです。
ただし、「利子補給」は、利子がかからないというわけではありません。利子の支払いはしてもらうが、然かるべき手続きをして、該当するなら、利子の一部を後から支給するものです。借り入れをして、何も発生しないわけではありません。ご注意ください。
なお、商工会や商工会議所の支援を受けて借り入れをする「マル経融資」では、1000万円の範囲ですが、基準金利がFで1.21%ですので、その0.9%減額で、0.31%というものすごく低い金利で借りることが可能です。
アメリカの様子がおかしくなっていて、株式市場はものすごく動揺しています。中国がとりあえず抑え込みに成功したようですが、ヨーロッパの状況やこれからのアメリカの動揺によっては、かなり長い間、経済に停滞をもたらすかもしれません。
新たな資金を得て、生き残りをかけるのも選択肢ですが、すでに借り入れが大きい場合は、金融機関と相談してリスケも選択肢として考えてください。元本の返済を待っていただき、実質的な融資を得たメリットを受ける方法おあります。
あなたの家族と従業員のために頑張ってください。