こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「再びコロナ対応を考える」として、3月以来の現実と向き合った話をしています。誰もが「こんなに早く?!」と思っているのかもしれません。
しかし、いままで、日本だけがほぼ無傷状態なのですから、誰もが頑張ったおかげだと思います。しかし、どうも雲行きが怪しくなってきました。
誰もが生き残っていくためには「お金」が必要です。そのために必要なことをいくつかお話ししておきましょう。政府に対して、緊急の「金をくれ」には限界がありますし、同時に、そんなことをしていては、自分の健全な体質が変わってしまいます。自分で生き抜きましょう!
昨日は、社長が毎月事業報告をするために支店長を訪問してくださいと申し上げました。次に必要なのは、金融機関は、1社取引ではなく、必ず2社以上の取引して下さいということです。取引をするとは、積立をしたり融資を受けたりして、金利を払うことでお客様として取り扱ってもらうことです。
かつてのバブル崩壊の時、私の身近な金融機関の方も、突然の自分の銀行の倒産のため、自分のお客様がそのアオリを受けて倒れてしまい、本当に申し訳ないことをしたとおっしゃっています。彼は、その後、なぜ、そうなったのか調べたところ、自分を信じて、真面目に一行取引をしてくれたお客様だったと言われています。
そうなのです。これからの大きな波がある中で、1行取引は必ず問題を起こすかもしれません。なぜなら、どの金融機関も万全な経営体質ではないからです。言いにくいですが、2期以上赤字の会社も多いのです。自分のお取引金融機関が健全であるか知っていますか?
そう簡単にもう1行を開拓できないと思っておられると思います。もちろん、そんな簡単ではありません。突然、訪問して「お金を借りたいのですが」と言われたら、門前払いを食うのが当然です。
金融機関は、お金を貸すのが商売ですので、知らない相手が突然やってきてお取引をしたいと言ったり、口座を開設するのでよろしくと言われたりしても、よい素振りは見せてくれません。必要なのは、それなりの金融機関開拓のノウハウと、時間です。
時間を使って、自分の会社のことを営業担当だけでなく、融資担当役席、副支店長、支店長などに説明する機会を作り、次の融資をお願いする大切なタイミングに、それぞれの責任者が「あの社長のとこか」と言っていただけるよう、こちら側が努力することです。
情報があれば安心して貸せるのが融資の仕事です。そして、思った以上に「浪花節」で感情が豊かなのが銀行マンです。特に地域金融機関の支店長などは、いろいろな小さな会社を相手に「ドブ板」を渡ってきたのですから。
必要なノウハウを伝授いたします。