こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
東京の感染者が200名台を超えてから1週間になります。大阪も3桁の100数十名のままです。日本中で感染者が広がっています。4連休が終わって、地方の観光地が賑わっていましたが、2週間後に「悲鳴」が聞こえないことを祈るばかりです。
同時に、この何ヶ月もの間、政府も自治体も一体何の準備をしてきたのだろうかと首を傾けてしまいます。このことは、私達も同様ではないでしょうか。新規感染者数に一喜一憂して、誰もが評論家になって政治や医療を批判していました。
そろそろ、「V字回復」の幻想を捨てて、ゼロベースで現状の再確認と今後の見通しを出して、真剣に取り組むべきではないでしょうか?だからこそ、今週は、「考えるべきことを考え実行する 今立ち止まって!」です。
(株)第一生命経済研究所 調査研究本部 経済調査部が発表している「Economic Indicators」の「主要経済指標予定(2020年 7月27日~ 7月31日)」(2020年7月22日(水)発表)の最新データを見てみよう。
【重要指標の当社予測とコメント】では、「5月全産業活動指数を、前月比▲3.4%と予想。幅広い業種が4月からさらに落ち込んだことで、5月の全産業活動指数は低下する見込み。緊急事態宣言の解除を受け 6月以降は持ち直すことが見込まれるが、新型コロナウイルス感染拡大前の水準に戻すには長い時間を要するとみられる。(エコノミスト:奥脇 健史)」としている。
また、6月小売業販売額を前年比 ▲6.6% 「緊急事態宣言解除を受け、6月の消費は明確に反発した可能性が高い。前月比で高い伸びとなり、前年比でも減少幅を大きく縮小させるだろう。 (経済調査部長・主席エコノミスト:新家 義貴)」 と評価している。
6月完全失業率は、「当社予想:3.1%/ 1.15 倍 緊急事態宣言解除により職探しを再開する人が増えるほか、休業者の一部が失業者に転じるケースも生じたとみられる。失業率は前月から一段の上昇が見込まれる。(経済調査部長・主席エコノミスト:新家 義貴)」と危機感を表している。
さらに、6月鉱工業生産指数は、「前月比+2.5%と5か月ぶりの上昇を予想。緊急事態宣言の解除に伴って生産活動が再開されたことで持ち直しが見込まれる。特に自動車が牽引役となるだろう。(経済調査部長・主席エコノミスト:新家義貴)」と楽観的な評価となっている。
最後に、6月新設住宅着工戸数については、前年比▲19.9%、季節調整値(年率換算)で 73.8 万戸と予想する。6月は新型コロナウイルス感染拡大による消費者心理の大幅悪化、企業活動の制限を受け、5月から減少するとみる。足下で雇用・所得環境の悪化など、住宅を取り巻く環境は厳しいものとなっており、今後も新設住宅着工戸数の低迷は続くだろう。 (エコノミスト:奥脇 健史)」とまとめている。
さて、皆さんの業界との感触の違いはどうでしょうか?エコノミストの意見ですので、データを見て、程度の評価はできますが、肌感覚での危機感や匂いはわからないものです。
特に今回のCORONA禍は、初めての経験で、先行きが見え始めたら、すぐにでも回復するような話をする方もいますし、サプライチェーンの崩壊が始まったら、いろいろな中小企業が干上がったら、そう簡単に元には戻らないと言われる方もいます。
あなたは、このデータを他人事と考えていませんか!この先、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後のあなたは何をしていますか?まだ「CORONAのせいで、私も、家族も、従業員も困っている」などと言っている訳ではないですよね。
確かに突然の外部環境の変化ですが、もうやがて半年です。先を決めるのは経営者です。
何をしますか?何をしていますか?知恵を出しましょう!前を見ましょう!