こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
「昨日、東京で発表された新規感染者数は、367人です」
もうそろそろ新しい基準や対応が必要なのだと思います。気がついたら500名、1,000名となっていないことを祈ります。企業活動にも雇用にも新しい
企業側も、このコロナの状況が夏になってもこの様な状況であることを理解し、この秋や冬には、さらに大きな流行が襲ってくることを前提に準備が必要ですワクチンや対処する治療薬の開発との競争ですが、最悪もシナリオの中に入れておきましょう。
だからこそ、今週は、「考えるべきことを考え実行する 今立ち止まって!」です。
ちょっと参考になるレポートを見つけました。三菱UFJリサーチ&コンサルティングの『コンサルティングレポート』(2020 年 7 月 28 日)に経営戦略部[名古屋]シニアコンサルタント 松田理恵氏が書かれた「After コロナ、非上場企業においても重要度が増す サステナブル経営 SDGs を活用した KPI 設定で確実な遂行を」という簡単なレポートです。
私も中小企業にとって生き残るためのたたき台となる基準は、SDGs かもしれないなとボンヤリ考えていたときでしたので、飛びついてしまいました。サスティナブル経営と言ってもなんのことやらとも思っていましたが、地球が、我が国が、地域が、そしてあなたの企業継続していく意味と位置づけを考える「たたき台」であると思います。
以下、気になるフレーズを紹介します。こんな考え方をベースに次の時代を経営者と次の世代を担う者たちが一緒に創り上げていくという新しいステップに動き出すべきではないでしょうか。
松田氏は、「After コロナの時代では、従来よりも不確実性の高い事象が増え、人間も企業も持続可能性が強く問われるようになっていく。短期的な業績の拡大よりも、長期目線による企業のあり方、事業の継続性が問われ、サステナブルな経営が必要不可欠となるだろう。」とその位置づけを語っています。
御存知の通り、「SDGs は国連が 2015 年に定めた 2030 年に向けた持続可能な開発目標で、17 のゴールと 169 のターゲットから構成されている。」また、「国連は、SDGs の達成は、企業のみならず、市民の社会的な使命でもあると定義している。」
これからの「全世界の社会課題・ニーズであるがゆえに、将来の大きなビジネスチャンスとして捉えることもできるだろう。 SDGs の達成に貢献するビジョンや成長戦略を非財務情報として開示することは、企業のブランドイメージ向上につながる。」としています。まさに、共通の使命を共有するのです。
さらに地球温暖化問題を取り上げ、「温室効果ガスの増加は、ボーダレスで不確実性の高い事象であるという点において新型コロナウイルスと共通点がある」として、「気候変動へのアプローチは、After コロナのサステナブル経営を考える際に示唆に富む。」としている。
すなわち、「After コロナにおいては、劇的な市場の変化に伴い、既存の中期経営計画について再検討を迫られる業界や企業も出てくる」そして、「前倒しで経営計画を見直すタイミングを得たと前向きに捉え、競合他社に先んじて SDGs の要素を取り入れた新たな経営計画として刷新すること」が、「大きなチャンスにもなる」と結論づけている。
この状況の中では、社長の経験則も大事ですが、「未来を担う次世代リーダーを鍛えて柔軟な発想と大胆なアイデアを引き出すことができれば、将来の幹部育成と、新たな戦略の確立という二兎を追うことも可能である。」と一緒に考えることを勧めています。
具体的には、いろいろな本なども出ておりますので、一度、こんなときの中長期を考える「たたき台」があることを理解して、社員の皆様と勉強を始めてはいかがでしょうか? 「SDGs 重要課題を事業ドメインとリンクさせ、中期経営計画や年度計画へ組み込み、確実に遂行することで、企業の変革がもたらされるのである。」と松田氏は実行を促しています。