こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
お盆の休暇は、実質8月8日(土)からの9連休でしたでしょうか?私も迷った上、夏休みにしました。今日、17日(月)から再開です。
先々週お伝えした「経済財政運営と改革の基本方針2020」を取りまとめた未来投資会議が、7月末から次の課題として、「ウィズ・コロナ、ポスト・コロナ社会の基本理念」に取り組み始めました。構成員を拡大してスタートしています。
タタキ台として用意されたのは、以下の項目です。
Ⅰ.ウィズ・コロナ、ポスト・コロナ社会の基本理念
Ⅱ.新しい働き方の定着と一極集中の是正
Ⅲ.人々の間の信頼・接触の回復
Ⅳ.当面の経済運営の留意点
Ⅴ.金融市場の安定化
Ⅵ.産業再生・事業再構築
Ⅶ.エネルギーを巡る課題への対応と今後のエネルギー戦略
Ⅷ.科学・技術イノベーションのあり方
Ⅸ.政府・自治体のあり方
Ⅹ.国際環境への対応
この中で、すでに結論として官僚が決めた「基本理念」について触れておきます。
一つには、「新しい働き方」です。ここでは、「新しい働き方(働き方改革)を定着させ、リモートワークにより地方創生を推進し、デジタルトランスフォーメーションを不退転お決意ですすめることで、分散型居住を可能にする」としています。
内容としては、①「特定の場所・国に過度に依存しないサプライネット」の構築、②「長期ビジョンに立った企業」経営、③「持続可能性を持った社会像」設計です。
コロナによる外部環境の大きな変化を受けて、今の一極集中の社会構造を、この外圧(コロナだから仕方ない)を利用して、地方への移住を促し、デジタルの環境を5Gあるいはその先の6Gに向けて世界をリードして、生き残るシナリオでしょうか。
次は、私には読解不能ですが、「資本主義の形が…(変化し、新しい時代にあった設計変更が必要:小堀追加)」」と言おうとしているように見えます。(違うのかもしれません)
もう一度、アメリカ流の資本主義から、日本流の資本主義の模索なのかもしれません。長期ビジョンを持って、目先の利益や配当だけでなく、世界の地域社会とともに、「持続可能な社会を作る」ために、バランスの取れたサプライチェーンを展開し直す。そんなことをイメージしているようです。
ぎこちない現実の状況を横目で見ながら、ウィズ・コロナ、ポスト・コロナを考えることは重要です。
そして、それ以上に重要なのは、そのベクトルを早めに示して、国民のさらに世界のコンセンサスを得て、分断され傷ついた世界中の人々に、「もう一度一緒に未来を創ろう!」と呼びかけることだと思います。
世界中が、景気の後退を余儀なくされている中、大きな被害拡大がない日本が役割を果たさなくてはなりません。拡大未来投資会議の実りある成果を期待しています。大いに議論をして、日本の叡智を示してください。