こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「令和3年度 成長戦略実行計画案」今日は、「成長戦略の考え方2 国民がWell-beingを実感できる社会の実現」です。
今週は、成長戦略会議が取りまとめ、6月2日に発表された「成長戦略実行計画案」を取り上げました。今日は、第1章「新たな日常に向けた成長戦略の考え方」の中で、突然使われた「国民がWell-beingを実感できる社会の実現」を考えます。
どこまで議論して「この言葉=Well-being」が入ったのか不明ですが、自分で使ったことのない言葉でしたので戸惑っています。ここでは、「成長戦略による成長と分配の好循環の拡大などを通じて、格差是正を図りつつ、 一人一人の国民が結果的にWell-beingを実感できる社会の実現を目指す。」とだけ言っています。
少し一般論ですが、例えば、「ウィキペディア」の用語の定義には、「ウェルビーイングは医療や看護、健康分野で頻出するが、公式文書などでも「幸福」「福利」「安寧」などの語を充てる事例が少なくない。」としています。
また、「Well-being(ウェルビーイング)とは、「幸福」という言葉で表されるが、心身と社会的な健康を意味する概念で、満足した生活を送れる状態、多面的な幸せを意味する。「持続的な」という意味が含まれていることもあり、瞬間的な幸せを表す英語であるHappiness(ハピネス)とは異なる。」といった定義もあります。(IDEAS FOR GOOD Business Design Lab)
「もともとウェルビーイングは、社会福祉・医療・心理などの分野で使われていた言葉だったが、昨今ではビジネスシーンなどでも用いられるようになり、職場環境や働き方を見直す一つの指標になっている。」ともいわれています。(IDEAS FOR GOOD Business Design Lab)
色々と調べると、あります、沢山あります。「ウエルビーイング」という言葉は、世界の一つのトレンドになりつつあるようです。コロナ禍の中で、「グリーンリカバリー」や「Build Back Better」といった新しい概念が導かれ、「最終的にたどり着いたのがウエルビーイングというキーワードだった」(IDEAS FOR GOOD Business Design Lab 2020.08)
「新たな経済や社会概念に対して究極的な目的を提示するものではないか」とも。環境・社会・経済のつながりとバランスを考え、「ウエルビーイング」のために、どのように再設計していったら良いのかが私達に突きつけられた課題なのかもしれません。
それは、「脱炭素、再生(リジェネレーション)、循環(サーキュレーション)、多様性(ダイバーシティ)、格差、新しい経済」であると言われています。
ところで、この「成長戦略実行計画案」にどうして「国民が結果的にWell-beingを実感できる社会の実現を目指す」が入ったのでしょうか?もう一度、議事録を読んで探してみるつもりです。2020年12月からの会議での提出資料の中には発見できませんでした。