こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、オリンピックが開催される週に入りましたので、平日は3日しかなく、テーマを上記の通り「世界の新型コロナの実態を再確認する」としました。本日は、「変異株の実態を知っておこう」です。
昨日は世界の感染状況の新規感染者数や死者数をお伝えしました。そして、「6月から新規感染者数が増えている」のは、変異株のせいかもしれないとお伝えしました。
TVや新聞等で、武漢株(中国株)から始まって、イギリス株、インド株などと言っていましたが、今は、変異株を「懸念される変 異株(VOC)」と「注目すべき変異株(VOI)」に分類しています。
国立感染症研究所は、こうした変異をリスク分析し、その評価に応じて懸念される変異株(Variant of Concern : VOC)(主に感染性や重篤度が増す・ワクチン効果を弱めるなど性質が変化した可能性のある株)と注目すべき変異株(Variant of Interest : VOI)(主に感染性や重篤度・ワクチン効果などに影響を与える可能性が示唆される株)に分けています。
1.懸念される変異株(Variant of Concern : VOC)
- B.1.1.7系統の変異株(アルファ株)
- B.1.351系統の変異株(ベータ株)
- P.1系統の変異株(ガンマ株)
- B.1.617.2系統の変異株(デルタ株)
2. 注目すべき変異株(Variant of Interest : VOI)
- R.1(E484Kがある変異株)※海外から移入したとみられるが起源不明
- B.1.427/B.1.429系統の変異株(イプシロン株)
- P.3系統の変異株(シータ株)
- B.1.617.1系統の変異株(カッパ株)
「一般的にウイルスは増殖や感染を繰り返す中で少しずつ変異していくものであり、新型コロナウイ ルスも約2週間で一箇所程度の速度で変異していると考えられている。」としています。
参考に詳細なVOCとVOIの表を添付します。
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、国立感染症研究所のゲノム解析の実施状況を取りまとめています。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000803147.pdf
このレポートを単純に眺めただけでも、地方による対応の違いや、文科省の管轄である大学等の協力の有無など、縦割りの行政がほとんど変化していないことがわかります。
官公庁がこのパンデミックの中でも、自分たちの殻をわり、立場を乗り越えて「必死」に取り組んでいないように見えるのは、「組織が組織の存続を自動的に目的としてしまう制度疲労」なのかもしれません。本来のあり方を一度壊してから検討する時期かもしれません。
ワクチンが接種が早期に終了できれば、その成果は、政府自民党のもので、「選挙は勝てる」と思っておられるのでしょうか。国民が、政府や政治に感謝すると思っているのでしょうか。
新型コロナウィルスの襲来から私達は何を教訓とし、なにか足りないものを建設的に積み上げて、次のパンデミックに備えなくてはなりません。そのためには、今、自分たちの常識として成り立っている組織も、仕組みも、考え方も、すべて将来に向けて考え直す時期なのかもしれません。それを考えてのデジタル化かもしれません。