こんにちは、
融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの独立起業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
それでは今日の話題です。
「日本政策金融公庫から、新規開業の資金融資を受けたい創業者のあなたが、融資申請を否決されないように」です。
小規模事業者に一番理解のある日本政策金融公庫です。そこで活躍されている公庫職員の方のセミナーでのお聞きしたお話では、創業融資の否決理由は、以下のとおりです。
- 自己資金が足りない
- 見せ金がバレる
- 売上が立つ事業とは思えない
- 事業経験が少ない、あるいはない
- 面談時の受け答えが曖昧(数字)
- 書類や面談から事業への熱意を感じない
- 事業計画の数字の根拠が弱い
- 公共料金・税金の延滞がある、クレジットブラック
- 面談時の態度、服装、受け答え
これは、今まで書いてきた飲食店開業に関係するものだけではありませんが、この内容を深堀りしながら、実態を知り、その上で、対策を打ちたいものです。今日は、「姿勢」について話をします。
多くの創業融資の書籍やブログ等では、①自己資金、②斯業経験、③創業計画書の3つをしっかりとすることをお勧めしていますが、
それ以外にも数字についての曖昧さや、不確かな計画、ご本人の熱意の表現などいくつかの課題があるようです。
それぞれの内容に共通するものは、
申請者には、この事業をやる、やりたい、成功させたいという「想い」「熱意」があるか、そのために、「考えているか」、「行動しているか」です。
そして、そのことを真摯な態度で、(若い公庫の職員に)納得できる説明をし、しっかりとした計数のセンスを持っているかです。
本当に、この大切な融資を成功させようと思った時、何度も検討を重ね、自分の想いを事業計画書に、創業計画書に積み上げて、書くことをお勧めします。
絶対に、コンサルタントや税理士等の方々に丸投げしないでください。自分の言葉で説明できないと、相手の腑に落ちるような解説はできません。
確かに、専門家に丸投げすると見た目のきれいな資料や計画書ができるでしょうが、それは絶対やめてください。必ずバレます。そして、その計画書を元に実行するのもあなたです。そんな計画書では、結果を出すことはできません、
融資を受けるのがゴールではありません。ここからスタートするのです。
あなたには、金融機関から借りたお金を回しながら、事業を軌道に載せ、あなたの家族とともに喜んでいただきたいのです。
あなたの大切なお客様が、従業員が、お取引先が喜び、あなたのご商売が、金融機関にも、地域社会も受け入れられ、お役に立つようになっていただきたいのです。
事業のスタートに力を貸してくれている日本政策金融公庫の融資を受けることが最初の関門です。そこから初めて、しっかり儲けて、社会のお役に立ち、税金を払い、社会に貢献してください。