こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「令和4年度予算案の概要(国立国会図書館)」 と題して解説いたします。今日は、「予算案の全体像」です。
このレポートは、国立国会図書館「調査と情報 N.1168 (202.1.27)」であり、調査及び立法考査局 財政金融課の瀬古雄祐氏が書かれたものです。先週の「予算編成過程」に引き続きご紹介します。
まず、例4年度予算は、「一般会計の歳入歳出総額は 107 兆 5964 億円となり、令和 3 年度当初予算(以下「前年度予算」)の 106 兆 6097 億円から 9867 億円 (0.9%)増加し、10 年連続で過去最高額を更新した(表 5 を参照)。」と指摘しています。
歳出のうち「地方交付税交付金等と国債費を除いた「一般歳出」(国の政策の実施 に充てられる経費)は、令和 3 年度当初予算比(以下「前年度比」)0.7%増の 67 兆 3746 億円 」です。
上記の表の通り、「社会保障関係費、防衛関係費、国債費等で前年度予算を上回る額が計上された」また、「新型コロナウイルス感染症対策予備費として 5 兆円が計上」しています。その他の経費は、三角がつく微減です。
歳入では、「税収(租税及び印紙収入)」は、令和 2 年度実績額 60 兆 8216 億円、令和 3 年度補正後予算における税収の概算額は 63 兆 8800 億円、そして、令和4年度見込額は、「過去最高の 65 兆 2350 億円(前年度比 13.6%増)を見込んでいる」としています。
また、「公債(金国の新たな借金)」は、36 兆 9260 億円(前年度比 15.3%減)となり、「一般会計歳入の 34.3%が公債金で賄われる。」という構造です。しかし、この中には、「企業業績や個人消費の回復を背景とした税収の増加見込み」が、加味されています。
「令和 4 年度末の普通国債残高は 1026.5 兆円(対 GDP 比 181.8%) に達する見通し」と報告しています。
これを見て、「もっとバラまけ!」と国民が言っているとしたら、異常な事かもしれません。そろそろ、「支給金」「助成金」といった国民の「タダでもらえるお金」については、見直す時期なのかもしれません。詐欺や不正が「コロナ」によって見逃さされるような「甘い」体質を軌道修正する必要があります。