こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
今週は、「ロシアのウクライナ進行と日本経済、そして中小企業」と題して、今の国債問題を色々な識者が解説している内容を紹介します。今日は、「ロシアの資源とその位置づけ」を、データで事実を確認していきたいと思います。
グローバルノート – 国際統計・国別統計専門サイトのデータでは、以下のようになっています。このデータを見る限り、石炭・石油・天然ガスは、ロシアの生命線なのです。
また、JOGMEC(独立法人石油・天然ガス・金属鉱物資源機構)の直近の「ロシア情勢(2021年12月 モスクワ事務所)2022.01.21」によると、2022年10月24日から27日にロシアの主催により、サンクトペテルブルクで第25回世界エネルギー会議が開催される事になっています。まさに、資源を武器としている国なのです。
例えば、「原油」は、10月、主な原油輸出先は、欧州947万トン(約6,912万バレル、全輸出量に占める割合45.7%)、中国656万トン(約4,790万バレル、同割合31.7%)、韓国164万トン(約1,198万バレル、同割合7.9%)となった。その結果、前年同月比でトルコが7.5倍、韓国が68.8%増、米国が65.3%となった一方、ベラルーシが24.4%減、日本が21.1%減となった。また、タイへの輸出が行われたとしている。
他方、「天然ガス」は、「10月、主なLNG輸出先は、欧州118万トン(全輸出量に占める割合42.2%)、日本107万トン(同割合38.4%)であり、前年同月比でアジア向け輸出シェアが大幅に増加し、欧州向けシェアが減少した。前年同月の輸出先でなかった日本、中国、韓国向けの輸出が行われたことによるもの。」と新たな動きを報告しています。
日本がこんなに沢山の天然ガスを輸入しているのです。そして、中国、韓国の数字も気になります。
なお、なかなか話題にはなりませんが、「ロシア中央銀行は、12月17日、政策金利をこれまでの7.50%から8.50%に引き上げる決定をしたと発表した。政策金利は10月にも6.75%から7.50%に引き上げられており」、「2021年の年間インフレ率の予想は、9月時点の7.4%から今回8.4%に引き上げられた」とも報告しています。とんでもないインフレが国民の生活を圧迫している事実もあります。
これは、プーチンをして対外的な危機を作り上げることで、国民を団結させるという古い手法かもしれません。しかし、長く戦争を続けたり、万が一、どこかの戦線でウクライナ軍に負けて後退を余儀なくされたりしたとき、さらなる援軍をロシアから投入せざるを得ないところに陥っているのかもしれません。戦争のさらなる泥沼とロシア国内の反発は必須です。