こんにちは
認定支援機関 行政書士たいぞう事務所 融資コンサルタントの小堀大藏です。
あなたの事業が成功するよう祈って、このブログを書いています。
臨時国会で、なかなか歯切れの悪い岸田内閣の支持率が下がり続けています。内外での変動は大きく、寝ている暇もないのではないでしょうか。
先週は、その岸田首相の政権発足から1年を振り返り、中小企業政策「中小企業活性化パッケージNEXT」に関する通知書を題材にしました。
今週は、改めていくつかの経済指標を確認して、「NEXT」が想定している「これから」を「最近の主要な経済指標等から」考えてみたいと思います。
今日は、「鉱工業生産22年8月市場予想を上回る」です。
ニッセイ基礎研究所『経済・金融フラッシュ 2022.09.30』では、「22年8月の鉱工業生産指数は前月比2.7%(7月:同0.8%)と3ヵ月連続で上昇し、事前の市場予想(QUICK集計:前月比0.2%、当社予想は同▲1.0%)を大きく上回る結果となった。「と報告しています。
「8月の鉱工業生産指数は99.5となり、コロナ禍前のピークの水準(20年1月の99.1)を上回った。」とも指摘しています。
8月の生産を業種別に見ると、「自動車が同▲ 1.1%…、…電子部品・デバイスが…大きく落ち込んだ。一方、内外の設備投資需要の強さを背景に、生産用機械(前月比6.1%)、鉄鋼・非鉄金属(同3.6%)が高い伸びとなり、生産指数全体を押し上げた。」と分析しています。
財別の出荷動向を見ると、「資本財出荷指数(除く輸送機械)は22年4-6月期の前期比1.3%の後、7月が前月比6.9%、8月が同4.2%となった。…22年7、8月の平均を22年4-6月期と比較すると、建設財は▲ 1.5%低いが、資本財(除く輸送機械)は13.7%高い水準となっている。」と資本財の回復ぶりを説明しています。
「GDP統計の設備投資は、…。高水準の企業収益を背景に設備投資は持ち直しの動きが続いており、7-9月期も高めの伸びとなる可能性が高い。」と予想しています。
また、「消費財出荷指数は、…8月は耐久消費財(前月比0.6%)、非耐久消費財(同1.6%)がともに上昇…民間消費は、外食、宿泊等の対面型サービス消費を中心に前期比1.2%の高い伸びとなった」とも指摘しています。
「政府が特別な行動制限を課していないこともあり、これまでの感染拡大時のような落ち込みは見られない。7-9月期の民間消費は4-6月期に比べれば伸びは鈍化するものの、プラスの伸びは確保する可能性が高い。」と結論づけています。
オミクロン株のまん延は確実に減りつつあるのはありがといことです。ここから、経済の再生を目論見、国と地方が協力して盛り上げていきたいところです。しかし、政府の担当大臣が旧統一教会の件で炎上している状況ですので、早めに手を打って、国民の気持ちを明るくしてほしいものです。